〜30松目〜 ページ33
私は、昨日走って帰ってきてから速攻布団に潜って寝た
でもって、今は日付も変わって、時計の針は5を指している
そんな中私は、ただひたすら彼らに渡すものを作っていた
正直、こういう事はあんまり得意じゃないし、不格好だけど、私がここまで苦手なことをやり続けるのって初めてかも
『・・・・・・よっし、出来たぁ・・・!!』
かれこれ5時からもう3時間も経っていて、時計の針は8へと移動していた
これで、やっと全員分出来上がった
私は、それを包装するための物を買うのを忘れ、身支度を整えて下に降りた
トト「あっ・・・A・・・・・・ッ・・・おはよ!!!」
お姉ちゃんは、私の顔を見たら一瞬悲しそうに顔を歪めたけど、元気に挨拶してくれた
私は何故かそれが嬉しくて
『!うん!!おはようお姉ちゃん!!!!』
負けじと、笑顔で返した
今日は、職場に行って挨拶しとこうかな
もう、仕事にも行けないし
別に、悲しくともなんともない
悲しいね
お姉ちゃんやお母さん、お父さん、あと・・・おそ松さん達と別れるのは凄く、凄く悲しいのに・・・
私って、意外と冷たい奴なのかもね
私はご飯の支度をしているお母さんの元へ行き、隣に並んで卵焼きを作り始める
母「・・・いいのよ?あと、一週間でしょ・・・?ゆっくりしてても・・・」
お母さんは隣の私を悲しげに見て、そういった
そう、私がここに、この街にいれるのは後一週間。
短い、ね
『ううん、いいの。私ね、あと一週間だからこそ手伝いたいの』
それじゃダメかな?とニコッと笑って返す
母「ッ・・・ダメなわけ、ないじゃないの・・・・・・ッ」
そんな私を見て、お母さんは朝なのに涙をボロボロ零した
私はそんなお母さんに駆け寄って、ありがとう、と言った
お母さんは、泣きながらも私を見て優しく、あたたかい笑顔を見せてくれた
1276人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
偶数LOVE!(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました!すっごく泣きました!これからも応援してます! (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう? (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:舞希 | 作成日時:2016年4月1日 13時