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「貴方は、惣右介さんが大切、なんですね」
言葉の端々から私が感じたそれを伝えれば彼は少し怪訝な表情をした後、苦笑いに似た笑みを浮かべる。なんだか、複雑な顔だ。困ったような、照れたような、それでいて寂しいような。
『それはどうでしょうね。まぁ、ただの利害関係とまで言い切りませんが』
「そうですね。私は惣右介さんが好きで大切だから、知りたいし傍にいたい。でも、大切の仕方は人それぞれだと私は思いますよ」
しばらくの沈黙。そして彼はまっすぐ私を見据えた。闇の中で輝く栗色を私は正面から受け止める。そうして、彼はふっと息を吐いた。
『......せっかくですから少しばかり口を出そうと思ったんですが。やはりその必要はなさそうですね』
「ふふっ、まだ色々と勉強不足ですけど。まぁでも、なんたって私は、藍染惣右介
謙虚さの欠片もない言葉だけど、違う事のない事実でもある。だから、私は満面の笑みでそう言った。だって、少なくとも今この瞬間の私は、惣右介さんが愛しくて仕方の無い私は、確実に彼の杞憂を杞憂で終わらせられるだけの自信があるのだから。
『まったく、このまま甘言で弄して幻覚へ閉じ込めてしまうのも一興かと思ったのですが。どうやらそれは難しそうだ』
「えぇ...そんなこと考えてたんですか」
『あんなにも真摯な愛の告白をされたんです。その気にもなるでしょう？』
「うっ、それはぁ......」
嘘も偽りもない言葉ではあるが、勢いで言ったものだから掘り返されるのはどうにも面映ゆくいたたまれず、顔を伏せようとしたところで彼の片手が私を柔らかに咎める。
『あぁ、耳まで真っ赤ですね。可愛らしい』
「そっ、その手には引っかかりませんよっ...！」
『おや、それは残念な事だ。けれど、そうですね。僕は彼でもありますし、こうしても構わないでしょう』
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みるきー(プロフ) - はわー！！！毎日更新の通知が来るのを楽しみにしてます！！ (2021年5月9日 17時) (
レス) id: 3af3c93a7d (このIDを非表示/違反報告)
みるきー(プロフ) - とても素敵すぎて何度か最初から読み直してしまいます。更新が楽しみすぎです！ (2021年4月30日 10時) (レス) id: 3af3c93a7d (このIDを非表示/違反報告)
K2AYEのY(プロフ) - うん……藍染格好いいね……声がいい……でも白哉も声がいい……うーん選べない……( ；∀；) (2021年4月19日 22時) (レス) id: 27ffa47357 (このIDを非表示/違反報告)
K2AYEのY(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁー！！！続きが気になる！！！！！更新頑張ってください！！！！！！！！！！！ (2021年4月1日 17時) (レス) id: 27ffa47357 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶々 | 作成日時：2020年3月26日 2時
