二話 ページ3
ガラガラガラガラ
一松「ただいま。」
チョロ松「今日は学校最後まで残ったの?」
一松「うん。」
チョロ松「そっかぁ。がんばったね。」
そう言うと、チョロ松兄さんは僕の頭を撫でてくれた。
一松「チョロ松兄さん。その…恥ずかしい…」
チョロ松「えっあっあぁごめんねっ!?」
一松「大丈夫」
チョロ松兄さんなら、嬉しいし。落ち着く。
あいつじゃないからね。
チョロ松「それなら良かった。着替えて、手洗ったら、居間に来てね。ご飯出来てるから。」
一松「うん。」
部屋に戻って制服を脱いでトド松兄さんセレクトの部屋着を着る。
トド松兄さんの選んだ服は普通に好き。
この薄紫色のもこもこのパーカーが1番のお気に入り。
十四松「いちまつぅっ!」
一松「うわっ…十四松兄さんか…」
十四松兄さんは容赦なく私に飛びついて来た。
でも待って十四松兄さん。
一松「十四松兄さん…今、下着だがら…ちょっとの間部屋に出てもらえる?」
十四松「っごめん一松っ」
十四松兄さんはすぐに外に出て行った。
恥ずかしかったなぁ…
十四松兄さん、天使だし。顔真っ赤だった。
この姿、十四松兄さんだから許せる。
一階に降りるとき、丁度トド松兄さんが帰って来た。
一松「トド松兄さんおかえり。」
トド松「あっ一松ただいまー」
一松「ご飯出来てるって。」
トド松「わかった。あっ一松、今日お友達からこのアクセもらったんだー。一松猫好きでしょ?」
一松「わぁ…可愛いこれ。」
トド松「お友達にね一松のことはなしたら、たまたま買ってくれたんだー。」
トド松兄さんは僕の手に黒猫のピンを渡してくれた。
瞳の色が海のように青く綺麗。
一松「これ…もらっていいの?」
トド松「一松にあげてって言われたからね」
トド松兄さんは上にスタスタ上がって行った。
早速、ピンをつけて見た。
鏡見てないからどんな風なのか分からない。
居間に入るとおそ松兄さんが丁度いた。
おそ松「一松どうしたのそれ。」
一松「トド松兄さんの友達がくれた。似合ってる?」
おそ松「ウンウン。でも、ちょっとおかしいから直してあげる。こっちに来て。」
おそ松兄さんは僕を手で招きながら「こっちこっち」と誘ってきた。
僕はおそ松兄さんに近づくと
おそ松「やっぱり一松また胸でかくなったよね」
がっちり胸を掴んできたよ。
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作者名：アッパー | 作成日時：2018年1月15日 0時
