48.従業員 ページ4
「いやぁ、申し訳ないっス ジン太達が倉庫のデミ虚逃しちゃうもんだから･･･」
黒髪の少女がカエルの様な小型の虚数匹を縛り上げ、籠に入れる
それが気になり視線を向ける。
『デミ虚？要するに自然発生した虚ではないのだな？』
「ハイ」
「申し訳ございません無神殿、お疲れのところを･･･」
「つーかよ、この姉ちゃんだれ？」
赤髪の少年が鉄棍の柄頭に顎を置きつつ浦原に尋ねる
「おい、浦原さんよぉ･･･俺以外にも住まわせてるじゃねぇか
なんで俺だけ居候扱いしてんだよ」
不満げに私を指さし浦原に文句を言う赤髪の男
「やだなぁ阿散井サン、無神さんは昨日の夜拾って来たんスよ」
『人を猫みたいに言わないでもらいたい』
強いて言えば、猫というより虚だが。
「すいません」
それよりこの少年たちはなぜここに居るんだ？
コイツらも従業員か、関係者か？
「とりあえず無神サンには誰が誰か分からないでしょうから紹介しますねぇ」
「この子が花刈ジン太」
赤髪の少年が胡坐をかいて座る
「おう」
「で、この女の子が紬屋雨」
「ウルルです、よろしくお願いします」
黒髪の少女がおずおずと頭を下げる
「そしてこの人が居候の阿散井恋次サン」
「居候って言うんじゃねぇ」
赤髪の男が頭を搔く
「あん？タダ飯食らいって紹介じゃないだけマシだろ」
「ケッ･･･」
「で、握菱鉄裁さん。呼ぶときはテッサイさんで良いです」
「よろしくお願いいたしますぞ」
筋肉質なメガネの男がお辞儀をする
「でもって最後に店主のアタシ、浦原喜助」
「以上が愉快なウチの従業員と一部居候です」
『はぁ･･･』
なんというか、子供が店の従業員というのも驚きだし
黒崎の仲間がぞんざいな扱いを受けてるというのも驚きだし
人間の言葉を借りるならばこれがメンツが濃いとでもいうのだろうか。
呆気に取られる私の事を気にする様子もなく、浦原による私の紹介が始まっていた
「＿＿＿＿で、昨日アタシが拾って来たんスよ」
やっぱり私を猫扱いしてるだろコイツ。
今すぐ平手打ちを食らわせてやりたい、とても
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チョコ - めっちゃ面白いです！続きが気になります！！ (2019年11月22日 19時) (
レス) id: 0ac0226323 (このIDを非表示/違反報告)
*秋桜*(プロフ) - 赤砂晋助さん» コメントありがとうございます！これから日番谷との絡みも少しずつ増やす予定ですのでそちらもお楽しみに (2019年7月25日 18時) (レス) id: 537b43f658 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - やっぱりこの話良き (2019年7月25日 9時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
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