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30話 ページ31

その後は買い物を楽しんだ。凛月君に内緒で今日のお礼を買った。いつ渡そうかなと考えて帰路を歩いていると凛月君の様子がおかしい事に気づいた。

「り、凛っちゃん?大丈夫?!」


「……ん〜?」


「凛っちゃん!!凛っちゃん!!」


凛月君はふらついて道路に倒れた。
私は凛月君の体を起こし、何度も呼びかけたが応答がない。泣きそうになりながら、震える手で鞄を探りスマホを取り出して救急車を呼ぼうとするが震える手では上手く押せない。


「どうしたんですか?!って、凛月?」

「あ、あの!た、た、助けて下さいっ」


たまたま通りかかった赤い髪の毛の男性が私達に近づいてきて声をかけてくれた。

「落ち着けって。凛月寝てるだけだから」


「へ?」

寝てるだけ?え?


「心配しなくていいって事。コイツ寝てるだけだからさ。えーっと、俺、衣更真緒。コイツの幼馴染」


「よ、よかった…。グスッ…ふぇっ…うぅ」

「な、泣くなって!俺が泣かせたみたいだろ。とりあえず事務所に送るから、凛月の荷物持てる?」


衣更さんは凛月君を背中に背負い、苦笑いを浮かべた。私は涙を拭い凛月君の荷物を持ち後をついていく。
重い沈黙の中、口を開いたのは衣更さんだった。


「……落ち着いたか?」


「すみません…。急に泣いてしまって…」

少し先を歩く衣更さんがチラッと私の方を向いた。落ち着いた事を伝えると「良かった」と一言。

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紅狼鬼(プロフ) - 猫愛りあさん» ありがとうございます(⚲□⚲)グダグダの文章ですみません。いま、新しく作品を考えています!お暇なときチェックしてくださると嬉しいです(^^) (2月26日 15時) (レス) id: 3e3ff661c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - 感動したぁ…泣き泣き泣き (2月26日 14時) (レス) @page44 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅狼鬼 | 作成日時:2021年9月7日 19時

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