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29話 ページ30

どうしようと悩んでると凛月君は、先程運ばれてきた食事を食べるのを辞めて私を見る。


「そんなに怖がらないでよ。ご飯冷めちゃうよ?それとも食べさせて欲しい?」


「た、食べれます。いただきます……!美味しいっ」


誰かと食事をするのは久しぶりで、自然と涙が出てきた。

「美味しい?なら良かった。誰かと食べるご飯は美味しいよね〜。」


凛月君は私の流した涙を細い指で拭ってくれた。その後も食事を堪能し、食事が終わり会計する時、私が財布を出すと財布を鞄に戻すよう促してきた。何度も「払います」と言っても譲ってくれなかった。

ー俺、金ないから払ってー

ーうん、わかったー

ーAは優しいな。大好きだよー


「ちゃん?…Aちゃん?」


「!!は、はい!」


「大丈夫?次は何処行こうかな〜」


数年前付き合っていた人の記憶がフラッシュバックした。凛月君が初めての彼氏だったら…男性に対する印象も違ったのに…。

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紅狼鬼(プロフ) - 猫愛りあさん» ありがとうございます(⚲□⚲)グダグダの文章ですみません。いま、新しく作品を考えています!お暇なときチェックしてくださると嬉しいです(^^) (2月26日 15時) (レス) id: 3e3ff661c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - 感動したぁ…泣き泣き泣き (2月26日 14時) (レス) @page44 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅狼鬼 | 作成日時:2021年9月7日 19時

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