其の六十二 ページ34
現在、午後十時五十五分。
私か学校の校門へたどり着いた。
皐とお祖母ちゃんには、友達の家にお泊まりするって言ってあるから…
仕方なくお泊まりセットと共に。
そして、
「こういうの、何年ぶりかしらぁ…あー、楽しみっ!」
トト子さんも一緒。
「トト子も肝だめしとか、したことあるの?」
「えぇっ!もちろんよ!」
そのあと、トト子は思い出を話始めた。
どうやら、トト子も私と同じ高校出身らしく(ってか、逆に高校が少なくてそれくらいしか無い)、夜に侵入したことがあるらしい。
ちなみに、どこでもお馴染み『七不思議』はきちんと存在しているみたい。
「それって…詳しくは?」
「うーん、教えてあげても良いけど、あとの方が良いんじゃない?ほら、学校着いたわよ?」
「そうだね、」
一人でぶつぶつしゃべってる人とか、どんだけよ。
校門にはすでに桜花と石倉君が来ていた。
「Aー!」
「桜花ちゃん!早いね…。石倉君も。」
「いやぁ、楽しみすぎてさっ!石倉も楽しみだよねっ!」
桜花がそう声をかけるも、石倉君はじっと一点を見つめたまま、反応しない。
「石倉君…?」
「…!…あ、ごめん…。別に、俺は遅刻するのが嫌で…」
「まったくもー、つれないんだから。」
なんか、さっき、トト子の辺りを見てたような…
気のせい…?
「みんなぁー!お待たせー!」
「わりぃ!遅くなった!!」
そんな中、美玲ちゃんと永尾君が来た。
「ん?一緒に来たの?」
「あー、Aは知らないんだっけ。」
え、何?
「私と翼君はねぇ、幼馴染みなんだぁ!」
「そ、家も隣だしな。」
へぇー、幼馴染み。
良いな、羨ましいな。
私にはそういうの、いないから…。
お父さんの仕事の転勤もそうだけど、私達の体質もあって、引っ越しばっかだっからなぁ…
「さて、みんな揃ったし、そろそろ入ろっか!」
「鍵とか、掛かってないのか…?」
「俺が鍵、盗んどいたから大丈夫だっての!それに、ここって田舎だし、セキュリティはそんなにうるさくないはずだしな!」
永尾君の言葉に、石倉君は眉を細めたが、諦めたのだろう。ため息を1つ吐いた。
「じゃあ、行くよぉー!れっつごー!」
なんか、楽しくなってきたぁ〜!
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モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д` )さん» おー!888できれば、ここにログインしたやつでコメントしてくれないかな?そっから飛びますから! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!これからもがんばって更新していくので、よろしくお願いします! (2017年3月22日 20時) (レス) id: d795d01c61 (このIDを非表示/違反報告)
フヨフヨ(´Д` ) - ログインしましたよー、名前もハルバルに変えましたー!! (2017年3月22日 10時) (レス) id: daa35ab10b (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 続きが楽しみです!!更新待ってマース! (2017年3月18日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - フヨフヨ(´Д`)さん» お元気ですぅ((((お疲れ様~!第一志望合格しました!!888ウェイ。ログインできたらまたボードで話そ~ (2017年3月11日 13時) (レス) id: f594ebc912 (このIDを非表示/違反報告)
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