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『…うそ。』
ガバッと鞄の中を漁る。しかし財布が見当たらない
(やばい…今日は学食の日なのに…！)
…お昼抜いても大丈夫だとは思うけどやっぱり辛い
｢あれ？Aちゃん？｣
『あ、こんにちわ。小湊先輩』
｢こんにちわ！｣
…相変わらず可愛らしいお顔立ちだ。クラスの女子が噂していたのも少しわかるかもしれない
｢Aちゃんは、学食？｣
『…の予定だったんですけど。』
苦笑いを零すと｢あー…財布忘れちゃったの？｣と言われてこくこくとうなづく
『でも、いとこに貰うので平気ですよ。』
そう、笑いかければ｢あ、僕のサンドウィッチあげるよ｣とサンドウィッチを渡された
『いや、悪いです！』
｢僕がそうしたいだけだから｣
そう言って笑う小湊先輩はすごく優しい。
モテるのもなんだか納得できる。可愛らしいピンク色の髪に案外つり目な目が可愛さを強調している
何が言いたいかといえばつまり、小湊先輩は人気者なわけで。
ここまで私によくしてくれるのは嬉しいんだけどこそばゆくて恥ずかしい
｢…やっぱり一緒に食べない？｣
『へ？』
｢お礼ってことでいいから｣
小湊先輩の柔らかい笑顔に胸の奥がキュってなったのは秘密だ
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kaori - 続きめっちゃ気になります！ 更新頑張ってください！応援してます！ (2月10日 23時) (
レス) @page20 id: 302fdf7998 (このIDを非表示/違反報告)
ユユ - 更新頑張ってください!!!! (2016年6月19日 7時) (レス) id: 4bb35ed287 (このIDを非表示/違反報告)
さき - 隠れファンですww応援しています！！！ (2016年6月14日 18時) (レス) id: e2d32a154b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏鈴桃 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rumitann1/
作成日時：2016年6月9日 23時
