０２ 『初発合奏から問題が・・・』 ページ3
ホルンの席に座る。
横には２年生の後輩。
「先輩、合奏頑張ります!」
A「うん。私も・・・頑張るね!」
チョロ松「静かに!今から課題曲合わせます!」
うちのガッコ―、
まだ課題曲決まってないからね。
私はチューナーを使って高音のピッチを合わせた。
ちなみにコンクールは夏に行われる大会である。
運動部は大会とか何回かあると思う。
けれど、
吹部はコンクールだけで夏が終わってしまう。
その夏の出来事だけで、
今後の空気も変わるというのもあるんだ。
金賞、銀賞、銅賞とある。
うちの学校自体は県大会からだから、
地区大会はない。
去年は県大会で金賞だった
楽譜に書いたマーカーの金賞も、、、
見てるとなんだが現実も程遠く思える。
２年のざわつきは次第に少なくなり、
チョロ松が指揮棒を振ると、それも消えた。
息を吸う音が聞こえ、
音が飛び出した。
必死で目で楽譜を追いながら、
私は楽器を鳴らす。
結構最近の課題曲はキツイ・・・
裏打ちが多い。
しかも１人なのが余計に寂しい。
しかもテンポから少しズレが生じていた。
普通、課題曲と言ったら、テンポを落とすものだ。
この曲はだいたい１２０〜１３０。
そう。
マーチテンポだ。
１００でチョロ松が振ったのも関わらず。
速くなっていた。
指揮棒がピタリと止まる。
チョロ松「えっと・・・
一通り言うから、皆聞いてて。」
私は静かに頷く。
しーんと静まった。
チョロ松「これで金賞獲れる?」
誰も何も言わなかった。
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月猫 - すみません。間違えて二回タップしてしまいました (2019年7月27日 23時) (
レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
月猫 - 私吹奏楽部入ってます！クラリネットです！続き頑張って下さい！応援してます！ (2019年7月27日 23時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
月猫 - 私吹奏楽部入ってます！クラリネットです！続き頑張って下さい！応援してます！ (2019年7月27日 23時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな | 作成日時：2016年5月14日 21時
