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朝 ページ4
「おっはよー！今日はいい天気だねー！」
ブンブンと手を振る猫耳、猫毛、猫目の少年。
彼はカノ。
猫と人間のハーフらしい。
「おはよう。お前の頭の中もいい天気なんだろ？」
俺、キドはカバンを肩にかけたまま、冷静な声で対応する。
「酷いっ！」
カノはにへらにへらと笑い、俺と一緒に歩き出す。
今日は入学式。俺達は、ここから始まるこれからの運命を、まだ知らなかった。
期待と緊張で胸を膨らませながらに、学園の校門をくぐる。
「…あれ。何だ？」
俺が指差した先をら、、見て、カノほニコニコしながら
「あぁ…あの人ね、アクア王国の王子のクロハっていう子らしいよ！」
へぇー…
俺は、そんな事に興味はミジンコ一匹分もなかった。
「カノ。クラス表を見に行くぞ」
「がってん承知のすけっ☆」
俺達２人は、人の波をかき分けてクラス表を見に行った。
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