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沈む。 ページ33
ガーゼを取った後は意外にも普通に喋れた。洗面台に向かい鏡で自分の舌を確認すると、輪のような傷になっていて見事に歯形がついたなぁと呑気に考える。
「まだ血が滲んでる」
唾液に直接触れる部分だからかな。べ、と舌を出して洗面台とにらめっこをしていたらパパが不思議そうな顔で覗き込んできてAの鏡越しに見えるAの傷口にそっと触れた。
「こんなもんだろうなぁ」
「何が?」
「一日で治るわけないもんなって事。霧野って子に心配かけないようにしろよ」
これは不可攻略ってもんだからしょうがないんじゃないかなぁ。
「気をつける。」
「よしよし」
顔には絶対傷作るなよ、と念を押してからパパは自分の寝室へ直行。眠かったんだ。
Aは一応眠いという感覚はある。
眠るときに意識がフッと消える感じも把握済み。ママが言ってた海に沈む感覚というのに似ているのかもしれない
「Aもいつか溺れちゃうんだよね。」
夢の中で、ママに会えますように。
________________
タイトルは僕だよ☆
やっぱ自分で考えた方がいいのかにゃー?
センスが無いもんでね・・・
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革ベルト
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作者名:ろみあ | 作成日時:2012年3月11日 11時