検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:25,570 hit

沈む。 ページ33

ガーゼを取った後は意外にも普通に喋れた。洗面台に向かい鏡で自分の舌を確認すると、輪のような傷になっていて見事に歯形がついたなぁと呑気に考える。


「まだ血が滲んでる」


唾液に直接触れる部分だからかな。べ、と舌を出して洗面台とにらめっこをしていたらパパが不思議そうな顔で覗き込んできてAの鏡越しに見えるAの傷口にそっと触れた。


「こんなもんだろうなぁ」

「何が?」

「一日で治るわけないもんなって事。霧野って子に心配かけないようにしろよ」


これは不可攻略ってもんだからしょうがないんじゃないかなぁ。


「気をつける。」

「よしよし」


顔には絶対傷作るなよ、と念を押してからパパは自分の寝室へ直行。眠かったんだ。
Aは一応眠いという感覚はある。
眠るときに意識がフッと消える感じも把握済み。ママが言ってた海に沈む感覚というのに似ているのかもしれない


「Aもいつか溺れちゃうんだよね。」


夢の中で、ママに会えますように。


________________
タイトルは僕だよ☆
やっぱ自分で考えた方がいいのかにゃー?

センスが無いもんでね・・・

朝。→←不思議な会話


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
設定タグ:イナズマイレブンGO , 無痛症 , 霧野蘭丸   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ろみあ | 作成日時:2012年3月11日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。