1話 祐樹 ページ1
「夏休みです」
「…だから何」
「母さん、夏休みは夏に休むためにあるんだ」
「…うん」
「遊びに行きたい!!!!」
「駄目」
「えぇ!?なんで!?」
「夏休みは休むためにあるんでしょ」
「前言撤回！遊ぶためにある！」
「…はぁ、勝手に行ってきなさい」
「連れてってくれないの!?」
「母さん、そんな簡単に仕事の休みはとれないの」
「えぇぇえぇぇええぇぇええええぇ」
「というか祐也はどうするの？」
「おいてく」
「…………」
「どっか連れてってくれてもいーじゃないっスかぁー祐也なんてどうでもいいからぁー」
「レギュラー取られたことまだ根に持ってるの？」
「うあああああああああ「あ、メール」…」
「夏休み、もし暇だったらうちの学校の部活の手伝いに来ない？だって
あなたの大好きないとこからメールがきたよ」
「!!マジで!?行く行く！あとケータイ欲しいっス！」
「わかった、返信しておくね。ケータイはダメ」
「やはりな！」
周りの友達はだいたい持ってるのに…
ガラケーさえも買ってくれないとはちくせう
まぁLINEはiPod touchからやってるからいいんスけど…
Wi-Fiないとできないし…
とまぁ、愚痴はここら辺でやめとこ(
「いい？祐樹、あんた絶対迷惑かけちゃだめだからね」
「は!?もう中学生っスよ!?
迷惑なんでかけるわけない！」
「いやーどうかなー…
あんた子供っぽいから…」
「まだ子供っスもんね!?」
中学生になってから初めての夏休み
双子の兄貴、祐也をおいて(てへ)
相田祐樹、
いとこの高校に部活の手伝いに行ってきます！
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