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「よぉ、嬢ちゃんいらっしゃい。クッキー食うか?」

「Aちゃんコーヒーと紅茶どっちがいい?」

「外寒くなかったか?ブランケットあるぞ。」

「A!!!!春ちゃんだぞ〜〜〜〜!!!」





学校が冬休みに入ったAを連れて隠家顔を出せば、望月はすかさずお高いクッキーの缶を取り出し、竜胆は飲み物を、鶴蝶はブランケットを、そして三途は体当たりをする勢いでAに抱きついた。

叔父という立場でなければ殴り倒していたが、立場上そうなっているのでとりあえず許している。決して殺したいほどムカつかないわけではないので何かあれば殺す準備は出来ている。





「A〜ぱぱだぞ〜」

「パパって言うな気色のわりぃジジィだなてめぇ!!Aは春叔父さんと一緒にいてぇんだよ!」

「春叔父さん、Aちゃんは蘭ちゃんといてぇんだよ♡」

「てめぇが春叔父さんなんて呼んでいいわけねぇだろスクラップにすんぞォ!!!」

「A、こっちおいで。」





九井がさっさと二人からAを引き離し、その間に佐野の蹴りが二人の後頭部に直撃する。手加減はされていてもそれなりの衝撃があり、二人は前のめりに倒れ込んだ。





「いっ……!」

「さす、さすがマイキー……」

「Aを挟んで喧嘩すんな。何度も言わせんじゃねぇ。」





そんな彼らを横目に、九井はAをソファーに座らせて、鶴蝶はその膝にブランケットをかける。




「ありがとうございます、鶴蝶さん!」

「女なんだから、スカート履く時はタイツも履け。冬場は冷えるぞ。」

「はい、Aちゃん。美味しい紅茶あったから。熱いから気をつけろよ?」

「はい、ありがとうございます!」





その光景にもすっかり慣れてしまったAは、竜胆の出してくれた紅茶を一口飲んだ。外に出て冷えていた身体がじわじわと暖かくなる。その隣に、蹴り飛ばされた後頭部を擦りながら蘭が座った。

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Liezabeth Gillies(プロフ) - 中高生が書くような文章ではなくしっかりとした文才があり安心して作品を楽しめます。ところで、どのような結末になるのでしょうか。着地点はどこに、、? (2021年12月1日 1時) (レス) @page43 id: f20a915395 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 面白くて一気読みしました!好き!応援してます! (2021年11月10日 19時) (レス) @page22 id: 1f03340a86 (このIDを非表示/違反報告)
琉流 - すみません、20話の『頭のおかしい練習に囲まれて』は『頭のおかしい連中に囲まれて』の間違いではないですか? (2021年11月8日 3時) (レス) @page20 id: 45a1f0a151 (このIDを非表示/違反報告)
まるきち(プロフ) - 文章力ものすごいのに、ギャグ線強くて好きです♡前編からずっと読んでます!花蛸花さんのペースで頑張ってください💪 (2021年11月7日 12時) (レス) @page21 id: 4a45715550 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - 好き、、なんで、こんな、作品作れるの??え?なんでこんなに、文才あるの?え?神様って不公平だね。てか、神様っているのかな?、、、あ、挨拶が遅れてすみません!結菜です!花蛸花さんの作品好きです!面白すぎて一気見しました!!! (2021年11月4日 18時) (レス) @page18 id: 05b53aed2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花蛸花 | 作成日時:2021年10月30日 2時

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