任務 ページ29
昼過ぎに俺は土方さんに呼ばれ、彼の部屋に行くこととなった。
正直、やりすぎたと思う。あんなに荒く突き倒すつもりはなかった。
ただ、少し力が入ってしまって気づいたときには・・・・・・
土方さんの部屋に入る前に深呼吸する。スーハー・・・
静かに戸を開けて、土方さんの目の前に用意された座布団に腰を下ろす。
貴「今朝はご無礼を申し上げてすみませんでした。」
そう言って俺は深々と頭を下げる。
土「！・・・いや、俺の方こそおめえに謝んなくちゃいけねえと思ってた。
すっかり、お前も一人の武士だってことを忘れて・・・お前の誇りを捻じ曲げた。
・・・・・・許してくれ。」
照れたようにそう言って、ぶっきらぼうに頭を下げる土方さん。
貴「いや、俺こそ・・・怪我しませんでしたか？？？」
土「幸い・・・な・・・」
良かった。怪我させてたら、どうしようかと・・・
土「で、なんだが・・・お前に昼の巡察を頼みたい。」
貴「え？？？」
まさか本当に聞き入れてくれるなんて思ってなかった。
土「昼なら、そんなに危険だってこともねえだろうし・・・行って来い。」
貴「はい！ありがとうございます！」
自分でもまるで子供のような自分の声に驚いた。
そんなに俺は任務を待ち焦がれていたのか・・・なんか少し間抜け。
俺は久しぶりに清々しい気持ちで部屋を出ていった。
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麒麟 - 花園ノエルさん！コメントありがとうございます☆これからも更新していくのでお願いします（^人^） (2015年10月11日 17時) (
レス) id: 5d7bbb9251 (このIDを非表示/違反報告)
花園ノエル - 更新頑張って下さい♪ (2015年7月8日 18時) (レス) id: dd53555f51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麒麟 | 作成日時：2015年5月12日 20時
