128話 消えたモノケモノ ページ32
弐大「ちょ、ちょうどいい所に出おったっ！」
モノクマ「ん？ちょうどいい所って？」
弐大「い、いや…こっちの話じゃあ…」
小白「うぷぷ…」
モノクマ「よくわからないけど…ボクを欲してくれたんだね。
ボクのカワイさに人生観を変えられて、ボクなしじゃ生きられない体になっちゃったんだね？
しょ、しょうがないじゃないの…体が勝手にっ…モノクマに反応しちゃうの…って感じ？」
小白「あんまり自惚れないでくれる？」
モノクマ「うぷぷ…相変わらず厳しい態度。」
小泉「…いいから、何の用か言いなさいよ。」
モノクマ「実は、ボクも捜してましてね。
いなくなっちゃたんですわ…大事な下僕が。」
日向「下僕…？」
モノクマ「例のモノケモノですわ…アレが一匹いなくなってしまったんですわ…エサを経費削減し過ぎましたかね？
ボイコットってヤツっすかね？」
田中「だが、ヤツは四天王の中でも最弱…人間如きに負けるとはモノケモノの面汚しめ……貴様はそう言いたいのだな？」
モノクマ「むむっ？」
田中「確かに、これは単なる前奏に過ぎん。
クライマックスはこの後だ…さぁ、貴様の絶叫を聞かせるがいい！
それを貴様への鎮魂歌としようッ！」
モノクマ「むむむむっ！？」
小泉「ねぇ、田中…ヌイグルミと遊ぶのもいい加減にしなって。」
モノクマ「未だにヌイグルミ呼ばわりとは…まぁ、いいや…オマエラもモノケモノの事は何も知らないようだし…じゃあ、悩んだって仕方ないよね。
10円ハゲできちゃうもんね。
それに…ボクらの目は前に進む為に前に付いてるだしね！」
モノクマはそう言い残し、消えていった。
辺古山「おい、今の言葉はどう思う？
モノケモノが消えたとか言ってたが…」
七海「うーん…考えられる可能性って言えば…」
モノミ「あのー、お取り込み中でちゅかね？
お取り込み中だったら、また出直しまちゅけど…」
終里「じゃあ、帰れ。」
モノミ「きゃあ！せめて優しく送り出して！」
小白「まぁまぁ、モノミなら知ってるんじゃないかな？モノケモノの事をさ！」
モノミ「あ、はいっ！そうなんでちゅよ！
ばばーん！あちしがモノケモノをやっつけたんでちゅ！」
日向「お、お前がっ！？」
左右田「オメーみてーのがあんな化物をやっつけたって…マジかよ、どうやったんだ？」
モノミ「モノケモノをやっつけたついでに”橋の門”を解放しておきまちたよ！」
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作者名：如月 | 作成日時：2019年3月26日 1時
