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泊まり案 ページ20

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「皆さん、お疲れ様でした!...本日は以上となりますが、また明日取材等がありますので各々時間を確認の上、お気をつけてお越しください!」



最後に部屋から出てきた茨はタブレットを見ながらそう言った。
最後にしっかり敬礼〜!としていたが。

それと明日も仕事ってことは、



「日和坊っちゃま、本日はこちらで?」

「そうだね!明日僕の予定は早いから寮に泊まるね」

「かしこまりました。では一度戻って荷物を持って参ります。」

「うんうん!ありがとうね!」



満足そうに言う日和坊っちゃま
というか、その予定知っていたなら家を出る前に言ってほしかった気もするが...まぁ、日和坊っちゃまだし。

また事務所近くの喫茶店でお茶をしてくると、今度はジュンとお出かけに行った。
凪砂様はこのあと用事があるらしく、そそくさと帰宅してしまった。

そして残ったのはまた私と茨。



「...取りに行くのはいいですが、持ってきたらまた帰るんですか?」

「その予定です。何か?」

「いえ、Aがよろしければ泊まる部屋も用意できるので。往復すれば時間も遅くなりますし」

「あ〜...そうですね...。ちょっと考えます」

「ではわかり次第スマホに...いえ、自分副所長室にいるのでそちらでお待ちしてます」

「...助かります」



あ、こいつスマホ使えねぇんだったって顔をするな分かりやすいぞ。
でもわざわざ自分のこと考えて泊まる案を出してくれたのは正直ありがたかった。

明日も朝から日和坊っちゃまの仕事なら自分も時間を合わせないといけないし



「すみません、迎えお願いします。...えぇ、自分だけです」



スマホではなく、世でいうガラケーを使用し電話をかける
とりあえず日和坊っちゃまの荷物を取りに帰ってから考えよう。

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作者名:はなちゃ | 作成日時:2022年9月21日 22時

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