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働きすぎ ページ21
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副所長室...確かここ、
でかでかとした荷物を抱え、ひとつの部屋の前で立ち止まる。
｢何してるんです？｣
｢あっ茨様｣
｢...様は付けないでくださいと言ったでしょう？｣
少しムスッとしながら中へ案内される
余計なものが置いてない、綺麗な部屋だ
そこには簡易ベッドもある
｢茨はここで寝るんですか？｣
｢あぁ、ベッドですか？仮眠用です。｣
｢お昼寝大事ですよね｣
｢いえ。徹夜続くと流石に思考が追いつかなくなるので｣
｢徹夜が続く...？｣
休みほんとにないんだこの人
家には帰れてるのか？
まだ若さで無理して働けるのもわかるが、それはただ自分の寿命を縮めている行為だ。
そういえば、一度日和坊っちゃまに働きすぎだと怒られたことがあった。
1人で抱え込んで終わらない仕事はやるものじゃないって
｢茨、何か手伝えることあればなんなりと申し出くださいね。一応ここのスタッフにはなるので｣
｢勿体ないお言葉ですな。心に留めておきます。｣
｢無理するな、と言っても貴方はしそうですが...無理したら日和坊っちゃまに怒られますからね｣
｢はは、それは割と恐ろしい話ですね｣
そういえば、と鍵を渡される。
そうだった今日ここに泊まることを言いにきたんだ。
分かっていたのか先を越されてしまった。
｢女子部屋なんてものはないので、すみませんがそこで｣
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作者名：はなちゃ | 作成日時：2022年9月21日 22時
