だから、お前以外の女は嫌いだよ 【笠松幸男】

第25Ｑ ページ25

合宿での練習が終わり、海常のメンバーは合宿に戻っていた

黄)「今日の練習は疲れたッス」

貴)「そりゃあ、疲れるだろうね」

笠)「汗で体がベタベタだ」

貴)「おい、風呂入れよ。」

監)「おい、お前等。風呂に行けよ」

監督がそう言ったのでみんなはゾロゾロと風呂場に向かった

貴)「風呂上がりの、マッサージを忘れんなよ」

Aはみんなが向かったのを確認したら自分も向かった

貴)「やべーここの風呂いいなぁ」

Aが風呂からあがると、そこには意外な人物がいた

黄)「Aセンパイ」

貴)「おや、黄瀬君」

黄瀬は、Aの姿を見ると手をふった

貴)「どうしたの、黄瀬君」

黄)「俺って、望月センパイから見て成長してましたか？」

Aは黄瀬が、笠松と間違わないように下の名前で言っていたのに旧姓の望月とよんできたのに驚いたが、それよりも驚いたのがある

貴)「どうした、黄瀬君。なんか迷いでもあんの？」

黄)「そうゆうのじゃないんスけど…」

貴)「ほら、言ってみろー」

黄)「いや、なんか不安になっただけッスよ」

Aは、隣に座っていたが立ち上がり黄瀬の頭を荒くなでた

貴)「お前も、おっきくなったなー」

黄)「やめてくださいッス、望月センパイ」

黄瀬がそう言うと、Aはなでるのをやめた

貴)「大丈夫、十分黄瀬君は成長したから、みんな分かってる」

Aは黄瀬の目をちゃんとみて言った

貴)「そんなに不安になんなくたっていいんだよ」

黄瀬は、Aの言葉に安心したのか、いつもの通りもモデルスマイルを見せた

黄)「そうッスか、ありがとうございますッス」

黄瀬は、走って部屋に戻ってしまった

貴)「手のかかる後輩だなー」

Aも自分の部屋に戻った

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