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「凛月くん……」
少し上を見れば、ふわっとした綺麗な純黒の黒髪。
相変わらず眠そうで、でも吸い込まれそうな赤い瞳。
同じクラスの凛月くんだ。
「凛月くんだよ〜……Aの大好きな”泉くん”じゃなくてごめんね〜」
凛月くんはだるそうに言うと「ていうか」と真剣な顔になった。
「A何してるの？結構いい時間だし…俺みたいな吸血鬼じゃないんだから………傘もさしてないし」
どうしよう。
迷子になってましたって言う？
高校生にもなって迷子とか言えない。
凛月くんはこちらをじっと見ている。
その真っ赤な瞳に、全てを見透かされていそうで少し怖かった。
嘘はつけないか。
「え、えっと………ま、迷子に………なって、ました……………」
途切れ途切れにそう言う。
凛月くんは「はあ？」と呆れていた。
「はぁ……取り敢えず俺ん家来な。今日は兄者も親もいないし。」
そう言い、凛月くんは私の手を引いた。
その手は意外とごつごつしてて驚いたけど、何故か安心できた。
* * *
「はいタオル。」
玄関で大きなバスタオルを渡される。
タオルはふわふわで凛月くんの香りがした。
あれ？私って変態？
いやいや違う……よね。
「お風呂沸いたから入って良いよ」
凛月くんは欠伸をしながらそう言う。
……って…え？
「お風呂は流石に…………」
悪いし、着替え持ってないし。
すると凛月くんは怪訝そうにこちらを見てこう言う。
「そのままでいるつもり？着替えなら俺の貸すし」
自分の姿を確認してみると服も髪もびちゃびちゃで、タオルも既に水を吸収しきっていた。
うう……
「………使わせて……頂きます………」
何も言えなくなった私は思わずそう言った。
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きさら(プロフ) - tiruhaさん» ありがとうございます！続編ではあの方達も出るよて……おっとネタバレですね。ぜひ気長に待っていただけると有難いです。 (2018年3月26日 18時) (
レス) id: bfa2e53ce4 (このIDを非表示/違反報告)
tiruha(プロフ) - 劣化コピー完結お疲れサマです。続編楽しみにまってます！ (2018年3月26日 9時) (レス) id: c56212a71d (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - 柑菜さん» そうですよ〜あんガル大好きなので！２人とも可愛いし(真顔)コメントありがとうございます！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: 37bf363f20 (このIDを非表示/違反報告)
柑菜(プロフ) - コメント失礼します！間違っていたらすみません、つゆちゃんとこよちゃんってあんガルからとっていますか？本当私の勘違いだったらすみません！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: 216da37db4 (このIDを非表示/違反報告)
きさら(プロフ) - youkaijaさん» ありがとうございます！そんなことを言っていただいて光栄です！ (2018年1月27日 20時) (レス) id: 8e2a00dcdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きさら | 作成日時：2018年1月27日 18時
