好感度UPからの忍者生活 [カカシ] (ページ27)

今日:28 hit、昨日:3 hit、合計:84,209 hit

72話ページ27

結局、そのあとカカシは少し笑って返事もせずに帰ってしまった。

A「にしても…」

まだ、私の腕には手形が残っている。

さっきは何だったのだろう。
腕を引っ張られ、抱きつかれる？ような体制にさせられたかと思えば、こちらを黙ってガン見してきた。

そのあとはゴメン、ゴメンと謝りっぱなし。
確かにビックリしたけど、嫌な気分では無かった。

最近のアイツは優しくて、頼もしい。
よく笑顔を見せてくれる。

本当の事を言うと、あの時間はとても楽しかった。
だから、すぐに離れられなかったんだ。

キョロキョロと“あの本”がないか探す。

“イチャイチャパラダイス”カカシの愛読書だ。

これさえあれば、またコイツは戻ってくる、だから何度も探す。

でも、その本は無かった。

カカシと会わせてくれる一冊の本。

今度、買いに行こうか…。

A「いや、ないな。」

ボソリと一人呟いた。