検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:11,663 hit

No.02_過去 ページ3

捜査官1「城ヶ崎 優さんと、綾音さんで

間違いないですよね?」



無表情の父と


青ざめている母が


こくん、とうなずく




捜査官2「では、単刀直入にお話をします。


最近、この20区で 喰種の捕食が 盛んに行われている模様なのです。

何体も大量虐殺しているので、捕食…と言うよりかは、殺戮とみてよろしいかと。

私たち捜査官は、20区で 立てられた喰種だと思われる被疑者を 調査しました。



そこで、ですね____


あなた達2人が今回の調査で クロに、


喰種だと判定されたのです」





父「喰種….!?とんでもない!!


私たちが喰種だと言いたいのですか?!」



母「どこにそんな証拠があるんです?


私たちは 人間です。」




取り乱す父と母。

ぐーるってなに?

この人たちは だれ?

ほしょく?ぎゃくさつ?



幼い私には わからないこと、

知らないことばかりで。



でも、



一つだけ分かるのは



お父さんとお母さんが危ない、



という事だけだった







捜査官1「では、ご質問。

このマスクは なんですか?」



2枚のマスクが見せられる


捜査官2「これは本来、喰種が使用する物であり、人間は持っていない。


なぜ、これをあなた達2人が持っていたのか、

それは ただ一つ、

あなた達2人が喰種である、という何よりの証拠です」



勝った、という様に余裕の表情を見せる捜査官。



父は 何か言いたそうに口を開きかけたが、それを制止するように唇を噛み締めている

母は 悲しそうに辛そうに表情をゆがめ、うつむいた



喰種1「力で抵抗は しない、と見ました。

CCG本部に強制連行します。」



父と母に手錠がかけられた



幼い私は 何をすればいいのか、どうしたらいいのか。



わからなかった。



ただ、半泣きで 鼻をすすりながら つっ立っているだけしか できなかった



父と母は 私に近付くと、


そっと温かく微笑んだ。




父「A、誕生日おめでとう。

おまえは、私たちの誇りだ、宝物だ。


復讐に気をとられるな。そうすると、我を忘れてしまう。

いつも綺麗におまえらしく 生きろ。


愛しているよ、A。」



母「ウタさんと四方さんに連絡しておくからね。心配しないで、いい子で居てね?
母さんと父さんは、すぐに戻ってくるから。

A、誕生日おめでとう。私たちの所に産まれてきてくれて ありがとう。

A、大好きだわ。

いえ、愛してる」


これが 父と母と話した最後の言葉

No.03_暗闇→←No.01_昔話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
設定タグ:東京喰種 , 金木研 , 鈴屋什造
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ルイ - 続きが気になりますーー!! 更新頑張ってください! (2017年4月5日 23時) (レス) id: 53cd8612df (このIDを非表示/違反報告)
6月ラビット - すごく続きが気になります!更新まってます (2016年10月19日 15時) (レス) id: 2667482819 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:eve | 作成日時:2016年1月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。