【文スト】私と貴方の落書き帳【短編集】 (ページ24)

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異能少女まじかる☆まりあページ24

目を覚ますと、ピンクの魔法少女に変身していた。

「……ボスが……？」

フリル沢山ミニスカ&謎リボン。
枕元には、ハートをあしらったステッキと、謎の手紙。

『メアリーちゃんへ
　我がポートマフィアはアクトーズの手に依って壊滅の危機にある！
君に託したヘクセシュトックで異能少女まじかる☆まりあちゃんに変身して、りりかる♡えりすちゃんと共にアクトーズを討伐するのだ！

追伸:君達の活躍は雑用担当に撮影して貰ってるからね！
ポートマフィア首領森鴎外より』

「なにこれ……」

ぽかんとしていた私のもとに、エリスちゃんがやって来た。

「メアリー！早く行くわよ！」

「何処に……？」

青系の異能少女スタイルのエリスちゃんは、謎棒をこちらに突きつけて云った。

「決まってるじゃない。こんなふざけた事したリンタロウをボコりに行くの！」

「ああ……」

納得。

では早速行こうか。
部屋の扉を開けるとナイフが飛んできた。ミシシッピー殺人事件かよ。

「うわぁー……」

「異能少女まじかる☆まりあ死す！」

「死んでない……」

「そういえばそうだったわね」

刺さったナイフをエリスちゃんが抜き取り、私は異能力で回復。
目の前の敵が悲鳴を上げて逃げていった。

「この流れで攻略……？」

「たぶんね」

「そーなの……？」

はてさて、何処に行けば……と思ったけど、バリケードやらなんやかんやで、一本道になっている。
なにこれ。

「何処かに脚本家が居るような……」