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いよいよ場面も終盤
それに合わせて私の顔もどんどんと俯いてくる
「…あの、十四松」
「んー?」
私の声にびくりと肩を揺らした十四松はゆっくりと振り返る
私の顔を目で捉えた十四松の顔には少しばかり影が差した気がした
「…」
_____あぁ、やっぱり
「っ…、やっぱり大丈夫!!!」
「あ…っ!A!!」
十四松の声が聞こえないふりをして私は走った
息が詰まる
視界がぼやける
……胸が締め付けられる
けれどそんな感情は捨て去って私はただ走った
…だから気付かなかったんだ
「A…ごめんね……」
強く唇を噛みしめながら十四松が呟いた言葉を
『っ…』
頬を伝う水
それは今私が川に流されているからか
それとも…
「トド松…」
「あ、A…」
私の声に気付いたトド松はバツが悪そうに顔を逸らした
「…ははっ」
「っA?」
乾いた笑いをこぼした私にトド松は控えめに手を伸ばした
その手を私は…
「……」
丁寧に、どこか感情的に、振り払った
「…っ」
トド松はそんなことが分かっていたかのように、悲しそうに目を伏せた
…ねぇトド松
どうしてそんな顔をするの?
私のこと、嫌いなんだよね…?
だったら構わないで
お願いだから
だって…
期待、しちゃうから
「…」
「トド松、最後に聞いてほしい」
最後、という言葉にぱっと顔を上げたトド松に張り付けた笑顔を見せる
頬、引きつってないかな…
「私ね」
「……皆のこと、大好きだよ」
「っ!!」
私は言い捨てるように言葉を残してその場から逃げ去った
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サクラ - アフターストーリーが読みたい！ (2017年7月24日 17時) (
レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
Mai☆(プロフ) - マーマレードさん» ありがとうございます!!!!!!面白いと言って下さるだけでやる気が湧いてきます!!もっといい作品を書けるように頑張ります!!!!! (2016年1月15日 20時) (レス) id: 06cb6c721d (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年1月14日 22時) (レス) id: 21db7b214a (このIDを非表示/違反報告)
Mai☆(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます!!!!もう画面の前で何十回もぺこぺこしました(笑)頑張ります!!! (2016年1月13日 19時) (レス) id: 06cb6c721d (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 続き気になります！更新頑張ってくださいね♪ (2016年1月13日 18時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mai☆ | 作成日時：2016年1月11日 15時
