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『…ん……』
ゆっくりと瞼を開けば大好きな彼らの匂いが鼻をくすぐった
おそ松「……A?」
すると横からぽつりと声が聞こえた
朦朧と混乱する頭を切り替えようと目をぱちくりさせながら声の主のほうを向けば
『…っ!』
おそ松「A…っ」
ぽふっとおそ松の体温に包まれる
私の胸は苦しくて押しつぶされそうなのに涙が止まらない
この温かさをもう、離したくない…っ
そんな思いで私は
おそ松「……!!!」
『お、そ松…っ!!おそ松……っ』
強くおそ松の背中に腕をまわした
ぎゅっとしがみつくように強く、強く…
するとそれに答えるようにおそ松もまた、背中にまわした腕に力を込めた
もう離さない、そう言ってくれているようで私はそっと目をつぶった
…
チョロ松「………A…?」
トド松「…え」
カラ松「A…!!」
一松「…っ」
十四松「A――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
まどろむ意識の中で私の名前を呼ばれた気がする
目を開くのが早いか十四松がこちらへ走ってくるが早いか
抱き合うような体勢をとっている私たちの元へ十四松は飛び込んできた
あまりの勢いに倒れそうになるも、しっかりとキャッチする
『っ十四松…』
十四松「A!!!A!!!ごめん!!!!!!」
壊れたように私の名前と謝罪を口にする十四松の背中をそっと撫でる
十四松「…っA…?」
『十四松…っ!!!』
そのままおそ松と共にぎゅっと抱きしめれば温かな体温と彼らの匂い…、そして少しだけ汗の匂いがする
多分、私のために走ってきてくれたんだよね…
先程までとは違う胸の軋み
嬉しくて、信じられなくて、涙が止まんないよ…
涙で視界がぼやける中、こちらへ向かってくる足音が聞こえる
チョロ松「Aっ!!」
カラ松「…A……!!!!」
トド松「Aっ」
十四松と同じようにこちらへ飛び込んできた3人をしっかり抱き留め、くすりと笑みをこぼす
『チョロ松…カラ松…トド松…っ』
名前を呼べば嬉しそうに返事をする彼ら
おそ松「ほら、一松も来いよ」
私たちを眺めてふいっと顔を逸らした一松におそ松が手を伸ばす
一松「…俺は別に………っ!?」
踵を返そうとする一松の手を引っ張る
『一松…』
涙で一松の顔がしっかりとみられないけれどしっかりと顔を向けて名前を呼ぶ
一松「…っ…、もう二度とないから」
薄く頬を染めてそっぽを向きながら言った一松はこちらへと足を進める
そのまま私が繋いでいた手をそっと引っ張れば全員集合
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サクラ - アフターストーリーが読みたい！ (2017年7月24日 17時) (
レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
Mai☆(プロフ) - マーマレードさん» ありがとうございます!!!!!!面白いと言って下さるだけでやる気が湧いてきます!!もっといい作品を書けるように頑張ります!!!!! (2016年1月15日 20時) (レス) id: 06cb6c721d (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年1月14日 22時) (レス) id: 21db7b214a (このIDを非表示/違反報告)
Mai☆(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます!!!!もう画面の前で何十回もぺこぺこしました(笑)頑張ります!!! (2016年1月13日 19時) (レス) id: 06cb6c721d (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 続き気になります！更新頑張ってくださいね♪ (2016年1月13日 18時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mai☆ | 作成日時：2016年1月11日 15時
