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激流に体の自由が奪われてされるがまま、流されていると意識が朦朧としてきた
すると私の頭には走馬灯のように様々な記憶が駆け巡った
家族のこと、友達のこと、楽しかったこと、…苦しかったこと
まるでスライドショーのように流れていく思い出に目を細めながら私はただ流される
これがこの世にいられる最後の時間なのに何故こんなに冷静に思い出してるなんてバカらしい
不思議だ、そう思うけれど多分…、これが私の人生だ
こんなに不思議で苦しくてなんの変哲もない、平凡な人生だった
自嘲気味な笑みを微かに浮かべた時、また思い出が思い出された
『……っ』
なんで…
なんで最後にこんなこと、思い出しちゃうんだろう…
苦しくて息が止まりそうになりながらも鮮明に思い出されるその景色にもう一度目を向けた
「ねぇおそ松!!遊ぼうよ!!!」
いつも通り、いつもみたいに私は前を歩くおそ松に声をかけた
いつもと違かったのはたった1つだけ
1つ、だけ…
「…あぁAか。ごめん無理だわ」
初めてだった
遊びを断られたのも
……おそ松のこんなに低い声を聞いたのも
おそ松はそのまま踵をかえして何事もなかったように歩いていってしまった
その後ろ姿をぼーっと見つめながら私はその場にへたへたと座り込んでしまった
拒絶された
ただその事実だけが私の頭の中でグルグルと回る
かと言って受け入れられたわけでもなく、ただおそ松が歩いていった方をじっと見つめていた
すると今度は流れるように次の日の私が浮かび上がる
もう見たくない
聞きたくない
私の心情もむなしく残酷に時が流れていく
「カラ松ー!よかったらこれから遊ばない?」
おそ松に断られたのは本当にショックで辛かったけどたまたまだよね…、そう自分に言い聞かせて今度はカラ松の元へ向かった
「…A、悪いな。お前と遊ぶ時間はないんだ」
先程のおそ松のようにそのまま背中を向けてしまうカラ松に私は何も言えなかった
「カラ、まつ…」
力無く上げた私の腕は空を掴んでそのまま落ちる
どうしよう、涙でそう…
熱くなる目頭を押さえて私はその場を去って行った
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サクラ - アフターストーリーが読みたい！ (2017年7月24日 17時) (
レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
Mai☆(プロフ) - マーマレードさん» ありがとうございます!!!!!!面白いと言って下さるだけでやる気が湧いてきます!!もっといい作品を書けるように頑張ります!!!!! (2016年1月15日 20時) (レス) id: 06cb6c721d (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年1月14日 22時) (レス) id: 21db7b214a (このIDを非表示/違反報告)
Mai☆(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます!!!!もう画面の前で何十回もぺこぺこしました(笑)頑張ります!!! (2016年1月13日 19時) (レス) id: 06cb6c721d (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 続き気になります！更新頑張ってくださいね♪ (2016年1月13日 18時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mai☆ | 作成日時：2016年1月11日 15時
