４３回目 ページ43
「そろそろ昼飯でも食うか」
「そうですね！」
気が付けば時刻はお昼前に差し掛かっていた。
真緒さんが美味しいと噂のパスタのお店を予約してくれているということだ。
本当に何から何まで申し訳ない。
「………。」
歩いている横顔すらイケメンなのはどうしてだろうか。
やはり、アイドルとなれば次元が違うのか。
「(うーん、悔しい…)」
マスクをしていても分かるイケメンオーラが何とも悔しかった。
というか今更ながら、ド庶民の私が隣を歩いて良いのだろうか。
「すみません、予約していた衣更です」
いかにもオシャレなパスタ屋で、真緒さんが店員さんに話しかける。
すると、店員さんに窓辺のとても綺麗な席に案内された。
ここは土地が高いため大きな窓からは街が一望出来る、なんとも贅沢な席だ。
「Aちゃんってさ…」
窓の外をガン見していると、正面に座っている真緒さんに名前を呼ばれた。
やばいやばい、アホがバレる…と思ってすぐに「はい？」と向き直った
机の上に頬杖をついて、こちらを見ている真緒さんにドキリと心臓が掴まれた感覚になった。
しばらく私をじっと見ると、静かに口元を綻ばせた
「本当に可愛いね」
その言葉に、ぐるりと視界が反転するかと思った
胸の奥にある心臓が爆散した気さえもした
顔を真っ赤にさせて俯く
「もしかして、はしゃぎすぎました…？」
「違う違う、そうじゃなくてだな…」
あー…とかえーっと…とか目を泳がせながら必死に言葉を探す真緒さん
焦っている顔色が何だか面白くて、思わずクスクスと笑ってしまった
「笑うなよ…」と不服そうにこちらを見ている彼が新鮮だった
「あ、見てください。このカルボナーラ美味しそうですよ」
メニューを開いて彼に見せると、「じゃあ、俺それにしよっかな」と食い付いてくれた
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彩音(プロフ) - ひ〜〜めちゃくちゃどきどききゅんきゅんしました･･･。(語彙力なくてすみません) (2022年7月26日 14時) (
レス) @page49 id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)
ことは - 真緒くん！梶さん！尊い！ (2021年4月15日 18時) (レス) id: 1efa312b7c (このIDを非表示/違反報告)
めご(プロフ) - 空白猫さん» ありがとうございます(;_;)是非推してください〜！！評価もありがとうございます！！ (2021年4月9日 23時) (レス) id: fec7c0a77e (このIDを非表示/違反報告)
空白猫 - 前半…「早くくっついて？」後半…「待ってこのカップル推せるわ」ってなりました…評価たくさん押しますね…神作だと思ったのでッ！！ (2021年4月8日 11時) (レス) id: 10484fbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
愛葉 - 半分本気です…(笑) (2021年2月28日 20時) (レス) id: bb433bc26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めご | 作成日時：2021年1月2日 21時
