【マフィア松】後始末屋にはご注意を

注意１２ ページ14

目を開けると見知らぬ場所だった。

真っ白な部屋。

物は私が寝ているベッドと、天井にポツンとある電球以外何もない。


窓も一つも無く、出口は重そうな扉しかない。

『んん〜？？ん？あらら、何で私こんな所に居るんだろ』


体を起き上がらせようとしても手足は拘束され、動けない。

私女の子だしあんま力も強く無いから駄目無理不可能できやしない！

うむむむむ...私何してたっけなー。



えーと、仕事無いかぶらぶらしてて、血まみれの男の人が居てー、あ、その人の血の後追ったんだ。で、何か顔そっくりな赤と緑のYシャツの男の人が居てー。

仕事の、邪魔された。

仕事。


あ。









仕事しないと。



早くやらないと。









『出せぇええええ！！！離せぇええええ誰だよ其処に居んだろだったら早く拘束取れクソが死ね！！死ね！！処分されろ！！燃やすぞ！！埋めるぞ！！！腕捥いでやる体引き裂いてやる爪はいで歯全部抜いて皮膚めくって骨粉々にして苦しみながら痛い思いをしながら殺してやる今すぐ出て来い殺す！！殺す！殺してやる！！』


仕事しないとしないと私が仕事やらないと邪魔するな殺す邪魔しないでよしたら殺すぞ真っ黒の袋に入れちゃうぞ。


『仕事させろよぉ、袋に入れちゃうぞぉ？真っ黒な袋に入れちゃうぞぉ？真っ黒真っ黒クロスケ！！出っておいで〜出ないとめっだまっをほっじくっるぞ〜』





やめて、やめて。

頭が真っ白になっていく。



またこうなるのか、嫌だなぁ。



仕事、しないといけないのに。

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