新団員は男と勘違いされています！【カゲプロ】 (ページ33)

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貴方の瞳に映るのは貴女side ページ33

あ「ごちそうさまでしたっ！」

キドのご飯はすっごく美味しくておかわりしちゃった…！

カ「Aちゃん、ほっぺたにご飯つぶ付いてるよww」

あ「えっ！？どこ！？」

カ「ww取れてないよw」

あ「っ///」

カノに頬を触られて思わず反応してしまう。でも嫌じゃないかも…。

それに前の私はカノの事…。

カ「あ、キドー！」

分かってるよ？最初から貴方の目には私が映ってないこと。

それでも期待してしまうのは馬鹿だ…。

『結局いつになっても変わらないんだ。』

そんな私の声が頭の中で響いた。

モ「Aちゃんボーッとしてどうしたの？」

あ「あ、モモちゃん！…何でもないよ？」

悟られないように笑顔で言う。

モ「カノさんと団長さんの方見てたので気になったんですが…。」

あ「二人は仲がいいなーってw」

モ「あ、それ分かります！お似合いですよねー！」

お似合い。そんな言葉を聞いて思わず胸が痛む。モモちゃんに悪気はないんだ。

だけどとっても悲しい…。

あ「モモちゃんは…自分にとって一生大切にしたい人がいて、その人に好きな人がいたらどうする…？」

なんでそんな事を聞いたのか全く分からない。けど…

モ「私は、自分が後悔しないように精一杯頑張ります！
…それでも駄目ならその人の背中を押してあげようと思いますね！」

…！後悔しないように…。

あ「ありがとうモモちゃん！」

モ「よく分かりませんけど…役にたてたなら良かったです！」

今度はちゃんと自分の口で伝えてみよう。後悔しないように…。