［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ28)

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｢美桜様はね。本当は兄弟がたぁーっくさん居たんだよ｣

三成｢その兄弟はどこへ？｣

聞くと、首をみな横に振る

｢みんな死んだよ
洛山は呪われとる。今まで裏の仕事ばかりやっていらぁ、そりゃそうさね｣

家康｢....洛山とは、一体｣

何者なのか、そう聞こうとした時
洛山の領地の裏山から物凄い爆発音がした
一同はその方を見る

慶次｢やっぱりおかしいねぇ。これだけの土地を持っておきながら歴史の舞台にも立っていないなんて｣

先程まで一緒に酒を楽しんでいた政宗は小十郎と佐助と共に裏山まで行く。彼らは裏山で暴れているのが幸村であることを知っていたからだ

＿＿＿＿＿

一方その頃。天守閣

宰相｢だれも俺を疑わぬとよ
俺はお前よりも長く洛山にいるからな
当然といえば当然か。。｣

そして奥で手当を受けている美桜の方を見る宰相
彼はにやにやと笑っていた

美桜｢....あぁ、だからこそ、あなたを尊敬もしていた｣

宰相｢ふんっ、何を今更｣

美桜はぽつぽつと話し始める

美桜｢祖父も父も居らず、路頭に迷っていた私を助けてくれたのは、いつもあなただった。。

老中達は幾度も女である私を殺そうと試みたが、そこから助けてくれたのも、私が戦に安心して出向いて居られたのも

親代わりであったあなたがいたからだ宰相殿｣

宰相｢ははっ、俺が？親代わりだと？？はははははっ
笑わせてくれる！！くく。。、そうかそうか！
お前は親代わりであった俺に裏切られたのか！

しかも結婚させられる！
あはははは！これ以上面白い余興はないな！！｣

美桜｢....(嫁に行く時は、こんな気持ちだったのか？

そうか。。市。。私は、、お前のことをわかった気でいたんだ

いつも。。そうだったんだ)｣

｢宰相様。美桜様。真田幸村様がお目通り願いたいと。｣

宰相｢.....あぁ、いいだろう｣

美桜｢....っ｣

幸村｢し、失礼いたす！！｣