6日目 ページ6
仁王｢A。｣
A｢…ま…さ。どうしたの？｣
雅の目は怖い。
いつからそう思い始めただろう。
すべてを見透かされる感覚になる。
仁王｢なぁAは…ブンちゃんと付き合っとるんか？｣
答えはNOだ。
一応雅と私は付き合っている。
A｢付き合ってるわけないよ。｣
仁王｢じゃあ何で昨日の朝、一緒に来たんじゃ。｣
雅の目に白い光の粒が無い。
今、改めて目をみて気がついた。
目に光が無いとはこの事なのだろう。
A｢迎えに来てくれたから一緒に来た、それだけのことよ。｣
仁王｢プリッ。｣
あっ、久しぶりに聞いた。
いつも一緒にいる他の女の子はいつも聞いてるんだろうな。
A｢でもなんで聞くのよ。私たち"自然消滅"したんでしょ？｣
自然消滅、その言葉を聞いた雅は傷ついた様な顔をした。
お前が言ったんだろ。自爆だよ。
誰だか、初恋は幸せになれないと言ったか。
その言葉、ごもっともだわ。
仁王｢そうじゃな。しかも何でこんな外見が良くもない女と付き合ったか自分でも謎ぜよ。｣
肩を震わせながら笑う雅にカチンときた。
A｢…ざけんな！自分でもなんで初恋が雅に惚れたのか知らないもん！こんな女癖悪くて、顔も自分のタイプじゃないし！｣
仁王｢俺じゃって、おまえに手を出した事後悔してるぜよ！でも｢でも！｣……｣
A｢私はあんたの内面に惚れたんだって、気づいたんだよ…。好きだから！我慢できたんだよ！最初の頃は女の子と話してるだけで嫌だったのに……嫌われたくないから何も言えなかった！我慢した！でもそれはどんどんエスカレートしていってさ。キス以上の事を、私がしてもらった以上のことをほかの女の子にしてた！｣
口が勝手に動く……
止まらないよ。
どれだけ溜め込んでいたか……
仁王｢俺だって！散々我慢してきんじゃ！｣
A｢！？｣
え？
仁王｢おまんが……大切だったから…。｣
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鳴菜瀬(プロフ) - 出雲流夏さん» げへへ、頑張りますとも（笑） (2016年4月4日 9時) (
レス) id: 75733470f8 (このIDを非表示/違反報告)
出雲流夏(プロフ) - うわぉ、浮気ネタか...テニプリだと初めてだから楽しみです。続きが気になります！！更新頑張って！！ (2016年4月4日 7時) (レス) id: c4a509c494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：精蓮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aina20631/
作成日時：2016年4月3日 18時
