山田家長女の私。【ヒプノシスマイク】

26話 ページ28

No side



三郎「おい二郎！焦げ臭いんだけど！何で焼くってだけの簡単な作業が出来ないんだ！」


二郎「あぁ！？てめぇの鼻がおかしいんじゃねぇの？まだ大丈夫だろうがよ！」



一郎に頼まれて、台所にたった二人はまず喧嘩から始まった。


どちらが作るかで喧嘩し、結局二人で分担して作り出せば、文句の言い合い。



それでも何とか三郎が作ったスープにサラダ、二郎の作った野菜炒めがテーブルに並べられた。




三郎「おい、二郎。お前も気づいてるだろ…最近ずっと姉さんの様子がおかしい。」


一郎を待つ間、席に座った三郎がボソッと呟いた。



二郎「あ？…さっきのこと言ってんのか？兄ちゃんと喧嘩するのなんていつもの事だろ。」


三郎「ちっ、これだから低脳は…！おかしいだろ！気づいてないのか！？姉さん泣いてたんだぞ！？」


二郎「知ってるよそんくらい！てめぇはいちいち一言多いんだよ！何が言いたいのか簡潔に言え！」



三郎「だから…A姉が何に悩んでるのか僕には分からないんだよ！知ってる事あるなら全部教えろ！」


二郎「は？あいつ悩みとか抱えてんの？いつも自分の好きな事しかしない勝手な奴だろ？」



三郎「〜っ！お前は本当に…！お前みたいのが兄で僕は気分が悪い！姉さんも可哀想だな！」


二郎「んだよ！さっきから意味わかんねぇんだよ！」


こんなことになるなら聞かなければよかったと後悔する三郎と、

理不尽に馬鹿にされてイラついた二郎の喧嘩は


少し疲れた様子でリビングに入ってきた一郎の拳が落ちるまで続いたそうで…

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