27話 ページ29
Aside
寂雷「よし…もう下ろしていいよ。、痛みもないみたいだし特に問題は無さそうだね。」
『すみません先生、ありがとうございました。また今度ゆっくり話しましょうね!』
寂雷「あぁ、君に紹介したい人もいるから、またいつでもおいで。」
昨日あれだけ泣いてしまったせいで、どんな顔して一兄に会えばいいのか不安でいると、リビングには鬼の形相をした一兄が仁王立ちで立っていた。
昨日ベッドに運んだ時に私の体の痣に気がついたらしく、何で黙ってたとか体は大事にとか医者に行けとか散々怒られた。
それで、仕方なくここまで来てやったということだ。
人って顔だけであんなに怖くなれるって初めて知った…
てゆうか…あの無駄に過保護な兄が何でとかいつのだとか聞かないのが一番怖い…
二郎「あ…終わったんか。なら帰るぞ。」
何故こいつがいるかと言うと生憎仕事の入っていた一兄の代わりに見張りも兼ねて付き添いに着いてきた。
ちなみに三郎は図書館に行くって朝出ていった、そのあとの話である。
二郎「お前…さ、昨日兄ちゃんと……いや、やっぱいいわ。」
『…は?何、キモ…』
私の方をチラチラ見るかと思えば、何か言い出して口を噤んだり、喧嘩腰で相手しても言い返して来なかったり。
お前も先生に見てもらえよ。
二郎「あぁ?お前キモいってなんだよ!」
『そのままを言ったまでだけど?低脳には日本語が通じないの?ごめんねぇ〜?』
二郎「この…っ!三郎と似たようなことばっか言いやがって…せっかく心配してやったのに!」
『…あんたなんかに心配される筋合い無いし。もっと自分の馬鹿さ加減に心配すれば?』
二郎「…お前に悩みがあると少しでも思った俺が馬鹿だったよ。」
『…え…?』
何それ、二郎は…相談に乗ろうとしてたってこと…?
いや…分かりずらっ!はっきり言ってよ!
てかなんか…すっごい嬉しい…
昨日泣いたせいで、我慢すること忘れて私泣きそう。
『私あそこのクレープ食べたい。』
話を逸らすために、近くにあった移動販売のクレープ屋を指さした。
二郎「はぁ?んなもん要らねぇ…」
『食べたい食べたい!早く買ってきて!!!』
二郎「あー!分かったから!ちょっと待ってろ!」
なんか…あれ…?
二郎ってこんな優しかった…?
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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ノほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです!!! (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ!ずっと待ってました!! (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;`) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳檎 | 作成日時:2020年4月13日 1時