【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍

63話　ボロクソ言うやんけ ページ27

えっ嘘でしょあの人と戦うの.....？

嘘でしょ嘘過ぎじゃない？？？しかも中学二年かよ。私より頭一個分以上デカかったのに。



隣の錆兎を見ても、少し難しそうな顔をしている。いや錆兎もそんな顔することあるんだ.......これ本格的にヤバイやつじゃんね？？大丈夫なのかこの試合？？？







『ね、ねえ錆兎、この人.....どんな人なの？大丈夫？』

「そうだな......一言で言うと、まあ、強いな。今まで全国大会で二度ほど優勝している。それから...........何故か、俺を死ぬほど敵視しているんだ｣

『』








.............えっ



死ぬほど敵視している？なんで？つか死ぬほどってなに昔二人の間で何があった？？えホントになにしたの錆兎は？えっ無理情報が多すぎて頭がショートの寸前過ぎる(混乱タイム)



これには周りで聞いていた皆も驚いて目を見開いている。

ちょ、冨岡先生まで「え？そうなの？｣みたいな顔してるのが.....なんか.....ごめん申し訳ないけど面白い(クソ)







『え、錆兎その人になんかしたの.....？』

「いや、特に。.....強いて言えば、コイツが気のありそうな女子に告白されたことぐらいか？まあ断ったが｣

『もう絶対それじゃんなにしてんの錆兎！確かにこの人あんまりカッコよくないけど！！！(本音)』








いや、特にじゃないよ全然。早く言いなよそれは(キレ気味)

なーにが「強いて言えば｣だよ！そりゃ目の敵にもするよ、好きな人をとられたんだから！！しかもそれを断ったとなると尚更だよ！！


錆兎の肩をグワングワン揺すると、皆もそれに賛同する。







「あーあ、それはやっちゃったね錆兎｣

「ほぼ逆恨みに近いけどな。相手のやつブスだし｣

「錆兎さん....モテるのも罪ですね....｣

「でも確かに錆兎さんの方が何倍もかっこいいですよね｣







無一郎君、千寿郎君、わかる。(激しく同意)

有一郎君、正一君、君達はもう少しオブラートに包みましょう。(自分もなかなか言ってる)


いやわかるけどね。ホントに、錆兎はイケメンだと思うけどね私も。でもそんなにボロクソ言ったら相手が可哀想でしょ！？！








『うーん、じゃあ結局この人とは誰がやるの？強いんでしょ.....？』

「........俺しかいないのか｣

『錆兎しかいないんだろうけど行かせたくねぇ......！！』








なんかめちゃくちゃ錆兎の身の危険を感じるんだが気のせいだと思いたい(願望)

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