【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍

64話　旗(伊黒さん作) ページ28

行かせたくないが行くしかないので錆兎達は防具をつけ始める。


えぇ心配......お姉さん心配だよ錆兎きゅん！！(誰)

ねえ、ホントに行って大丈夫なの？？もしも大丈夫じゃなかったら、周りの目とかも気にせず発狂しちゃうよ？！？(私が)









『ホントに気をつけてよ......？なんかあったらアイツはっ倒すからね！！』

「ほどほどにしとけ。そんなに心配されたら怪我するわけにはいかないな｣

『やだ無理好き抱いて(好き)』








顔をおおって崩れ落ちたけど、しかし錆兎は私の言葉なんて完スルー。

そうですかそうですか。私の話はどうでもいいですか(血涙)


最後みんなが出る前に言葉をかけようとして上を向いたが、もうそこには誰もおらず。えっ嘘もう出たの？一言くらい声かけてくれてもよくない？？




そして相手のやつマジ錆兎の綺麗な顔に傷とかつけやがったら許さないから。死ぬ気で待っとけよガチで！！(マジ)








「第一試合、キメツ学園対国和中学校｣








アナウンスが流れて、辺りは一気に引き締まった空気になる。


.......まあこれまた、私を除いて、なのだが。








『えっ始まる始まる！！待ってこれ同時にやるの！？皆の撮れないんだけど！！！』

「(俺が撮っておいてやるから)静かにしていろ｣

『冨岡先生ぇ......！！』








なんか静かにしていろとしか言われなかったけど、カメラを構えているということは撮ってくれるということだろう(絶対的信頼)


なら半分は冨岡先生に任せるとして。ここで一番注目すべきものはやっぱり錆兎の試合。

どーなるかなぁ.....錆兎も強いけど、冨岡先生の人望の関係で色々とあって大きな大会には出れてないし。そこら辺は悔しいけど負けてるから....








『錆兎ー！！みんなー！！頑張ってーーー！！！』







キメツ学園の文字が入った旗(伊黒さん作)を大きく掲げて、精一杯声を張り上げて応援する。届いてるかわからないけど。それでも、きっとちゃんと届いていると願って。



......え？何、私の声がうるさいって？いやでもこれは仕方ねぇだろ、そんだけ必死になってるんだよわかれ！！！(キレ)

冨岡先生に旗の端を片方もってもらい、二人で固唾を飲んで見守る。き、緊張する.....！








たった今、試合開始の合図が＿＿＿＿＿＿＿＿





「始め！｣





＿＿＿＿＿＿＿会場全体に響き渡った。

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