六男×六女 ページ14
-トド松
「うわー、人いっぱいじゃん」
「本当だねー」
「トド松さんってパーティー慣れてるの？」
「まっ…まぁね。」
「ふーん」
六美ちゃんはそうなんだーって感じで相槌をうつ
六美ちゃんの綺麗に巻かれた髪が揺れる
今までいろんな女の子とデートしてきたけど
正直言って六美ちゃんは
その中で断トツで可愛い
でも気取ったりせずに話してくれるし
僕の中でかなりの好印象
「あっちに飲み物あるよー、何飲む？」
「あっ僕が取ってくるよ」
「じゃあ六美ジュース」
「わかった」
ジュースとか…子供みたい
見た目は大人っぽくしてるのに背伸びしてる感じがまた可愛く思えるよね
僕の中でポイントを加算しつつ飲み物を受け取って六美ちゃんのもとへ戻る
「はい、ジュース」
「ありがとー」
そう言ってジュースをのみ始める六美ちゃん
「六美ちゃんってさー、彼氏…」
これから二人でお喋りしながらお互いのことを知っていこうと思った矢先
「……」
ハンドバッグからスマホを取り出して人差し指を器用に動かしていく六美ちゃん
「あ…あのさ」
「…」
完全無視。
僕もよく喋りながらスマホいじったりするけど
無視とかはしないし
ちょっと失礼じゃない？
「ね、ねぇ六美ちゃん」
「…んー？なに、トド松さん」
「あの…スマホ…」
「あー、六美ここでゲームしてるから。トド松さんパーティー楽しんできていいよ」
「え？」
六美ちゃんの言ってる意味が分からず混乱する僕。女の子と二人でいてこんな経験ないんだけど。
「だって、トド松さんパーティー慣れてるんでしょ？六美パーティーとか好きじゃないから。トド松さんは楽しんできていいよ」
「ぇっ…いや、あれは…」
見栄はった嘘で、とも言うわけにもいかず
「僕は…六美ちゃんとお喋りしたいんだけどなー」
少し上目遣い気味におねだりしてみる
これで大体の女の子は僕の言うことをきいてくれるんだけど
「え、何それ。可愛いとか思ってやってんの？ちょっと気色悪…」
六美ちゃんには響かず
「トド松さんって自分のこと可愛い系とか思ってるでしょ、全然そんなことないからね」
思ったことをすぐ言うタイプなのかデリカシーかないのか
キツイ言葉を僕に投げかける
「六美に構わなくていいから、エスコートもいらない」
そう言い残し電波が入りやすそうな窓際へ六美ちゃんは移動していった
「…前言撤回」
彼女は
今まで出会った女の子の中で
ダントツ苦手なタイプだ。
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ミミ - Mさん» お下げ髪…耳から下の2つ結びですね。分かりました、わざわざご説明ありがとうございます！ (2017年1月28日 19時) (
レス) id: 794681af9d (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ミミさん» 私の頭の中ではお下げ髪でした。ミミさんのコメントで改めて調べてみると、呼び名が違うだけで同じものだと思っていたのが違うものなんだと初めて知りました。私の知識不足です…疑問を抱かせてしまってすみません。後日改めて直します。 (2017年1月27日 21時) (レス) id: ac422af371 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - すみません、四女さんの髪型なのですが、2つ結びというと一般的にはお下げ髪だと思いますが、本文中ではツインテールとも書かれていました。細かいとは思いますが、どちらの髪型なんでしょうか？ (2017年1月24日 18時) (レス) id: 794681af9d (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ノンノンさん» コメントありがとうございます！がんばります！ (2016年12月1日 11時) (レス) id: 060cf696e2 (このIDを非表示/違反報告)
ノンノン - 書くの頑張ってください！ (2016年11月27日 10時) (レス) id: d309a533cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2016年7月31日 9時
