誕生、流星ピーチ！【高峯翠】 (ページ29)

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27話　学院祭(ネタバレ有) ページ29

合宿も終わり校内は学院祭ムード

私は一応プロデューサーだから各ユニット･部活のお手伝いなどをしている

　
「ちょっと邪魔なんだけど～？」

『あ、おはよう瀬名君』

　

「ね～Aちゃん、もりっちから聞いたんだど流星隊はキッチンカーを出すんでしょ？」

『最初は屋台だって言ってたんだけどね…』

「ははっ☆もりっちらしいね～！俺たちUNDEADは執事喫茶やるかよかったら来てね♪」

『うん、ありがとう』
　

　

「オッスおはよう！みんなああああ！」

千秋の声があまりにも大きくみんなが肩を上げた

　

「ちーくん朝からうっざぁいくらい元気だねぇ」

「俺は燃えるハートの守沢千秋だからな☆」

　

うざっ隊集合だ…

『千秋、今日は桃李の手伝いに行くから流星隊に行けない…ごめんね』

「大丈夫だ！Aの都合がいい時に来てくれ！」

　

「守沢、ちょっといいか」

「何だ蓮巳！また反省文か！？」

「書きたいのならば書かせてやってもいいぞ」

「もしそうなれば全力で逃げるぞ☆」

　

「…そういう話をしたいのではない。実はだな…」

　

　

放課後

「あーもう終わらない～A肩揉んで～」

「では私が…」

「痛い痛い！弓弦に頼んでないんだけど！？」

「口より手を動かしてください」

　

みんなが学院祭で盛り上がっている中

どのユニット、どの部活が何を出すのかを校外から来るお客さん向けにチラシを生徒会が作成している

天祥院くんが言ってたけど毎年すごいことになるって言ってたな

　

そんなこともあり、生徒会員だけで見回りは到底できない

「姫宮」

「『はい』」

あれ、どっちだ？

「すまない、A」

『いい加減下の名前で呼んでよね、度し難い！』

「…度し難い」

『で、どうしたの？』

「守沢に見回りについて相談したのだが…」

『どうだった？』

「守沢自身では決め兼ねられないらしく1年の意見を聞いてから、だそうだ」

千秋らしいな

さすが頼りになるみんなの隊長だ

　

『そっか…でも流星隊は、特に千秋はいつでも困っている人の味方だからね』

さ、そろそろ資料も片付いていたしキリのいいところで帰ろう

『桃李終わった？』

「あと10枚～」

『あとちょっとじゃん、頑張れ！』