13話 翠side ページ15
放課後
今日もAV室に集められる
どうせまた特撮番組の鑑賞何だろうと思いながらも
一応参加する
きっと先輩もいるだろうっていう期待を持って…
「高峯！よく来てくれた！」
「はい？」
いるのは守沢先輩と1年だけ
「姉御は別のユニットのプロデュースがあるって言ってて今日は来ないんすよ」
「翠くん、残念でござったな…」
先輩と話すのが生き甲斐みたいなもんだったのに…
鬱だ…死にたい
「まあまあ元気出せ高峯！」
同じ教室で授業受けてるアンタが羨ましいよ
「お前の気持ちはよーくわかっている！だからこそ力になりたいんだ！」
そういってスクリーンに映し出されたのは
Aと翠をくっつける方法☆
あほらしいっすよ…
「俺達はいかにAと高峯を引っ付けるかをそれぞれ考えてきた！まずは俺から発表しよう！俺が考えた策は『密室』だ！！！」
は、はあ…
「最近Aとしっかり会話できているか！？」
顔近い…気持ち悪い…
「先輩が忙しいみたいであんまり…」
「ああ、そうだろうと思って考えたんだ！この機会にゆっくり二人で話して一気に距離を縮める！これでどうだ☆」
いや、あんまり信憑性なくて自身もてない…
「いつ実行するんすか？」
「いい質問だ！今週末を予定しているぞ！」
「次拙者がハッピョウしたいでござる！」
仙石くんの策は「ヤンデレ系男子」
「最近そういうのが女の子にウケるってきいたでござる！隊長殿も言っていた通り『他のユニットじゃなくて俺だけを見てください…』って言うでござる！」
「あ、そこに俺の作戦である「壁ドン」を入れたら最高っすね☆」
「おおお！鉄虎くんパねえでござる！！！」
「男の中の男になるには壁ドンが大切っすからね！翠くんは背も高いし絶対姉御を落とせるッス！」
どんどん話がヒートアップしてる気が…
するとAV室の扉がガラッと開く
「『おみず』きもちよかったです♪」
「奏汰！来ると信じていたぞ☆」
びっしょ濡れできた深海先輩
一応パソコンもあるし精密機械に水はだめなんじゃ…
「そういや奏汰も考えてきたか？」
「ん？なにをですか？」
ああ、この人はだめだと瞬時に悟った
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作者名：愛音 | 作成日時：2018年5月8日 0時
