【あんスタ】新転校生は超有能プロデューサー！？

有能34 ページ38

翌日、教室にノロノロと入る。

「いたたた…」

「どうしたんだよ」

晃牙くんが聞いて来たので私は答える。

時は校門前に遡る−−−−−−−−−。

「ん〜、零先輩抜かす五奇人のところをどうするか…」

流星隊とは早く仲良くなれないかな？

その時だった。私の背中が仰け反ってグキッと鳴ったのは。

「いだっ！？」

背中をさすりながら後ろを向くと光くんがすごい勢いで抱き着いてきたようだ。

「光くん、スピード考えて…背中グキッつったから…」

「うぅ…ごめんなさいだぜ〜」

ちゃんと謝る子は私好きだよ、うん。

「次から気を付けてね」

−−−−−−−−−−−−−−−−−。

「ってことだったわけ」

「ツッコミどころ多すぎてどこからツッコめばいいか解んねぇぞ」

呆れられた。

「光ちゃんはそうゆう子なのよ」

「あ、ナル姉」

あの後「よかったらお姉ちゃんって呼んで♪」と言われたので「ナル姉」と呼ぶことにした。

「少しやんちゃなだけなのよ」

「可愛いから許す、可愛いは正義と言うし」

私可愛いもの好きだし。これでも女ですから。

2年B組でこんなことが話されていたとき1年A組で。

「Aさんはいい人なんですよ」

「話してみたら解ると思うぞ？」

「俺らの入れ違いにも気づいたくらいなんだから！」

「え、えっと…」

「でも…話す機会なんてそうそうないっスよ…」

私のために流星隊のグリーンくんとブラックくんにいい人というのを理解してもらおうとしてた。

ことを私は知らない。

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