【文スト】芥川の妹は。。

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ガチャ…


『ハァ…ハァ…ハッ』


コツコツコツ


『ハッ…ア…ハッ』


サラッ


あぁ…落ち着く


『ウッ…ハッハァ』


大きな手な私の頭を撫でてくれている


『アウッ…ハァハァ』


サラッ


ポタポタ


涙が出てくる


……


スッ


頭を撫でてくれていた手が離れる


思わず手を伸ばしてしまった


行く場所すら分からない手を


パシッ


掴んでくれた


『ハッ…ハッ』


中原「A…難しいかも知れねぇが呼吸を落ち着かせろ」


『アウッ…ハッ』


中原「今のままじゃ肺にも心臓にも大きな負担がかかる」


『ハァ…ハッ…ハッ』


中原「Aが落ち着くまで此処に居てやるからな」


『ハッ…アッハッ』


サラサラ


頭を撫でてくれる


返事も出来ない私に声を掛けてくれる


中原「ゆっくりでいい…辛いだろうが頑張れA」


中原「体術は俺が教えてやる。Aが芥川の奴に認めてもらえるように俺が責任を持って教えてやる」


中原「だから10歳まで頑張れよ…」


そう話している間も中也さんは頭を撫でてくれる


ガチャ


中原「おう。誰だっ……って手前！太宰何しにきやがった」


太宰「何しに来たってそもそも中也こそ何しに来たの？」


中原「見りゃわかるだろ！Aの事を見に来たんだ！」


太宰「そう…ところでAちゃん意識を飛ばさず頑張っているようだね」


太宰「今日は点滴も無くなったし終わりにしよう」


太宰「はい、解毒剤」


太宰さんが解毒剤をくれたが、到底飲めるような体調じゃ無い


中原「なぁ、太宰こいつに体術を教えるなら別に毒に対する耐性を付けなくてもいいんじゃねぇか？んなリスクとってまでよ」


2人の会話すらもハッキリ聞こえない


太宰「はぁ…これだから中也は困るよ」


何を話してるの？


太宰「Aちゃんを戦闘員にする気はないよ…Aちゃんはねーーーにするのさ」


何になるの？

中原「っ手前…何言ってやがる！！ふざけんな！」


何に怒ってるの？


太宰「じゃぁ中也は何だたっら良いって言うのかい？それにこの事は森さんと決めた決定事項だ。森さんに逆らうの？中也」


分かんないや


中原「チッ…クソ！」


目の前が暗くなる


限界かな…


そこからは何も覚えていない


中原「A！」


太宰「限界だったようだね。目覚めるから安心しなよ中也」


プルプルプルプル


太宰「はい。森さん…分かった今行く」


太宰「中也、森さんから呼び出しだ行くよ」


中原「おう。また来るぜ」

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