悠「一話、なんか嫌な予感しかしねぇ」 ページ5
あれから一時間くらい経ち私は帷子川らしき場所を歩いていた
トリップする前は食事を済ましていなかった為、僕のお腹は限界に達していた
悠「嗚呼……お腹減った…
いっその事、敦みたいにそこらのやつから金品を奪うか…？」
いや、駄目だな。
僕がやれば簡単だろうけど生憎、犯罪者になりたくないからな
悶々(？)と考えていると誰かに話をかけられた
？「おい、大丈夫か？」
上を向くと…
かの有名な探偵社の国木田くんが居た。
………？なんで、僕に話しかけたんだろう
国木田「？お前、両親はどうした
こんな時間に小娘一人で出歩くと両親が心配するだろう」
こ、小娘…
えぇ〜と、この世界に両親は居ねぇから…ん〜
あ！僕の得意な演技で悪いけど騙そう
悠「無ェよ。…
お袋は僕を産んでから死んだ
親父は僕を殴った…
生きる価値などないと云われた…」
まぁ、勿論嘘であるが。
どうだ！僕の演技は…！！
国木田くんは此方を真っ直ぐ見、こう云い放った
国木田「なら、俺の所へ来るか？
俺はまだ学生の身だが…」
学生…？あ、確かに学ラン着てる……
でも、国木田くんに着いていけるならいっか！
悠「アンタが良いなら…」
国木田「お前の名は？」
悠「悠……夜霧悠。齢は14」
そう云うと国木田くんは私に手を差し伸べ
俺達の家に帰ろうと云ってくれた。
え、マジモンのイケメンじゃねェか…
そうして僕は国木田くんに、いや、兄さんに着いて行った
由紀「一話 少し不安です」→←虎ノ瀬由紀がトリップした経由（と云う名のプロローグ）
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作者名：中原悠 太宰由紀 x他6人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/247/
作成日時：2019年7月29日 14時
