正三角形ーハリー・ポッターと賢者の石ー (ページ4)

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▽２ 9と4分の3番線ページ4

ーAsideー

そして、私の肩に手を置きオリバンダーさんに私を紹介した。

父「娘のAです。」

『ど...どうも。』

オリ「なんとまあ顔がエバン・フェリーゼそっくりだ。...これはクディッチに期待しよう。」

く、クディッチ？

父「いやぁあの時は少しやんちゃしすぎましたぁ。」

なんの話しをしてるのこの人たち。

ハリー「君も今年から入学するの？」

横からハリーが私に声をかけた。

『う、うん、なんかそうみたい。未だに信じられなくて...』

ハリー「それわかるよ。僕も信じられないもん。」

そんなことをハリーと話していると、コンコンコンと窓を叩く音がした。

窓を見ると大きい男がフクロウを持って立っていた。

？「ハリー！ハッピーバースデー！」

『今日誕生日なの？』

そう聞くと、ハリーはうんと頷いた。

『おめでとう!!!....また後日会えたらなんかあげるね！』

ハリー「ありがとう！...えっと、君は..？」

『A・フェリーゼ。呼び捨てでいいよ。』

私がそう言うとタイミング良くパパが向こうから私を呼んだ。

『ごめん、これから杖を買うんだ。また会おうねハリー。』

ハリー「うん。まあ会おうねA。」

私たちは別れの挨拶を交わし、ハリーは店を出て行き、私はオリバンダーさんとパパの所へ向かった。

＿＿＿＿＿＿

私は少し太めで持ちにくい杖を買った。
これが私に一番合っているらしい。

『持ちにくいこの杖。』

父「それがAに合ってるんだよぉ。よかったねぇ。」

パパは何だかご機嫌だった。

父「さて、これで全部揃った。そろそろ行こう。ホグワーツ行きの汽車へ。」

『....汽車？』

私達はロンドンの大きい駅に向かった。
パパに切符を渡されて、見てみると...見たことないホームが書いてあった。

『9と4分の3番線....？これ間違ってるんじゃない？そんな所ここにないよ。』

父「あるんだよねぇ。着いておいで。」

言われるがままに父について行くと、9番線と10番線のホームにたどり着いた。

父「いいかい？9番線と10番線の間を歩くんだ。...一緒に行こう。」

パパは私の肩に手を置く。

父「怖い？」

『だってこれぶつかったら骨折だよきっと。』

父「じゃあ小走りだぁ。行くよぉ！」

パパはそう言って私を前に押し出す。

『ちょ！骨折する！だああああああ!!.......って....痛くない。』

目を開けると、私は汽車の煙が広がるホームにいた。

ここが9と4分の3番線...
本当にあったんだ。