182話 ページ23
『約束』
文香「ん…」
目を覚ますと、車の中だった。窓の外の景色が動いている。もう、暗くなった都内だ。
貴「おはようございます。よく眠れましたか?」
文香「へっ。えっ!?あっ、え、A、さん!?」
どうやらパッチリ目覚めたようだ。ハザードをつけ、もう誰も通らない道路の端に停車する。
貴「目、赤いですね。家に帰ったらきちんと冷やしてください」
文香「Aさん…その、私っ」
貴「何も言わなくて構いません。大体の予想はついていますよ。上の人間に言われたんでしょう?仕方がない、と言えば仕方がないのですが…今回は相手も相手でした…羽風くんのお父様は、会社との契約を切ったそうで」
可愛らしい顔からまた涙が流れる。私はタオルを渡し、文香の言葉を待った。
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顥(プロフ) - 純さん» ありがとうございます。とても嬉しいお言葉です。ご期待に添えるよう、これからも尽力します! (2019年7月14日 18時) (レス) id: c891a3c33e (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - ストーリーのプロットが私が見てきた作品の中で一番すばらしいです。これからも更新がんばってください。応援しています。 (2019年7月14日 18時) (レス) id: 9f70754803 (このIDを非表示/違反報告)
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