ep.6 ページ8
ク｢どうにかしてください！貴方の使い魔でしょう！？しっかり躾を……え？貴方のじゃない？｣
ユ｢さっきから何度も言ってるじゃないですか！｣
ク｢……そ、そうでしたっけ？｣
そう、学園長とユウはあの黒猫について話していた。話を聞いていると少々学園長は人の話を聞かない節があるようだ。
ク｢それでは貴女の使い魔ですか？｣
貴｢いいえ、私のでもありません｣
すると次に私にも聞かれるが答えはNoだ。契約している子たちは確かにハク以外にも居るがこの子は違う。
ク｢ごほん！では、学園外に放り出しておきましょう。鍋にしたりはしません。私、優しいので。誰かお願いします｣
？｢ぎにゃー！離すんだゾ！オレ様は……絶対、絶対！大魔法士になってやるんだゾー……！｣
そう、叫ぶ黒猫を近くにいた誰かが引き摺って行ってしまった。少々可哀想だと思いながらなぜそこまでこの学園に入りたいのかが疑問だ。
すると離れていたハクが私の元へと戻ってくる。雰囲気的にはまだあの猫に怒っているのか扉に向かって小さく威嚇をしていた。
貴｢ありがとう、ハク。おかげで助かったよ｣
ハ｢シュルルルル｣
私が改めてハクの頬をゆっくりと撫でる。すると近くにいた学園長が他の生徒へと呼び掛けを始めた。
ク｢少々予定外のトラブルはありましたが入学式はこれにて閉会です。各寮長は新入生をつれて寮へ戻ってください｣
そう言いながら小さく辺りを見回す学園長。だが何かに気付いたのか小首を傾げてしまった。
ク｢……ん？そういえば、ディアソムニア寮、寮長のドラコニアくんの姿が見えないようですが……｣
？｢アイツがいないのはいつものことだろ？｣
？｢あれ？もしかして誰も式のこと伝えてないのか？｣
？｢そんなに言うならアンタが伝えてやればよかったじゃない｣
？｢うーん。でもオレ、アイツのことあんま知らないんだよなー｣
すると又、生徒の間にザワザワと騒めきが起こる。どうやらこの学園に居る生徒の様だが。
生徒A｢ドラコニアって……。まさかﾞあのﾞマレウス・ドラコニア？｣
生徒B｢この学校に通ってるってマジだったのかよ｣
生徒C｢怖えぇ……｣
ﾞマレウス・ドラコニアﾞ。どうやらその人物がこの騒めきの原因らしい。どんな人物なのかは知らないがどうやら有名人らしい。
そんな騒めきの中から一人の少年が現れた。周りの生徒と同じ服を着ている所彼もこの学園の生徒だろう。
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ももたろー - とても面白かったです!!!続き楽しみにしてますね!!(￣▽￣)ゞ (2020年10月5日 18時) (
レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
滅夜(プロフ) - このお話最高です！更新頑張ってください！ (2020年8月2日 11時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 続き待ってます。 (2020年7月30日 1時) (レス) id: fe5d34cf39 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年7月25日 18時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - とうらぶとのクロスオーバー&夢主の設定。。自分の好みぴったしですごく面白いです。更新頑張って下さい(°η°) (2020年7月9日 23時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千本桜 | 作成日時：2020年4月30日 18時
