ep.5 ページ7
そう私がハクに命じると、ハクはその巨体を俊敏に動かし黒猫へと向かって行く。
？｢にﾞゃ！？へ、蛇！？こ、こっちに来るんじゃないんだゾ！！ふﾞなﾞ〜〜っ！！！｣
ハ｢シュルルル！！｣
するとハクが突然、現れたせいなのか黒猫はブルブルと震え始めまた青白い炎を放った。だがそれは、ハクによってまたもや防がれた。
ハクは黒猫が放った青白い炎を恐れもせずに、バクンと口を大きく開け喰らってしまったのだ。けれどハクが痛がる様子はない。
？｢ふﾞなっ！！オレ様の炎が喰われちまったんだゾ！？｣
ハ｢シャーッ！！！！｣
？｢ふ、ふﾞな〜〜〜っ！！！｣
黒猫は何が何だか分からないのか、ハクに威嚇をされ堪らずに私たちの方へと逃げてきた。
すると私の方へと黒猫が来る。私が咄嗟に構えを取ろうとすると、バッと誰かが私の前に立ち塞がった。それは先程見た赤髪の青年だった。
？｢─────『
？｢ふぎゃっ！？なんじゃこりゃ！？｣
そう赤髪の青年が叫ぶと、ガチャンと言う音とともに黒猫の首に赤と黒色のハートの形をした首輪が付けられていた。
？｢ハートの女王の法律・第23条『祭典の場に猫を連れ込んではならない』。猫であるキミの乱入は重大な
？｢オレ様は猫でもねぇ〜っ！！こんな首輪すぐに燃やして……。あ、あれ？炎が出ねぇんだゾ！｣
？｢ふん！ボクがその首輪を外すまでキミは魔法を使えない。ただの猫同然さ｣
そう赤髪の青年に言われた黒猫は、酷く驚いたような表情になった。と言うか、魔法を封じる魔法とは凄いものだ。
グ｢に、にゃにー！？オレ様はペットじゃねーんだゾ！｣
リ｢心配しなくてもキミみたいなペットこっちから願い下げだ。ま、学園からつまみ出される頃には外れてるよ｣
そう言う赤髪の青年に、近くにいた眼鏡を掛けた青年がニコリと笑みを浮かべていた。
？｢いや〜、相変わらず素晴らしいですね。どんな魔法でも封じてしまう、リドルさんのユニーク魔法。絶対に欲しい……じゃなくて。
僕なら絶対にかけられたくありません｣
どうやらあの首輪は、赤髪の子のﾞユニーク魔法ﾞと呼ばれる代物らしい。そんな魔法を欲しいなんて彼も何だか不穏だな。
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ももたろー - とても面白かったです!!!続き楽しみにしてますね!!(￣▽￣)ゞ (2020年10月5日 18時) (
レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
滅夜(プロフ) - このお話最高です！更新頑張ってください！ (2020年8月2日 11時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 続き待ってます。 (2020年7月30日 1時) (レス) id: fe5d34cf39 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年7月25日 18時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - とうらぶとのクロスオーバー&夢主の設定。。自分の好みぴったしですごく面白いです。更新頑張って下さい(°η°) (2020年7月9日 23時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千本桜 | 作成日時：2020年4月30日 18時
