いち ページ1
海洋生物部の部室…
いそいそと水換えの作業に取り組む神崎に対し、
ダラダラと手ではなく口ばかり動かしている羽風薫。その口から出る言葉は『あんず』ばかり。
あんず、とは。
この学園で知らない者はいない、女神なんて呼ばれないるプロデューサーの1人である。
あんず、あんず…とペラペラと口ばかりを動かし続ける羽風に神崎は腹を立てていた。
いい加減抜刀して斬りかかってしまおうかと刀の塚に手をかけた時、
｢そういえば、颯馬くんのユニットの所にもう1人のプロデューサーの子が専属でいるんだよねぇ？｣
｢ふんっ、それがどうしたのだ｣
｢いやぁ、あの子あんずちゃんと違って近寄り固くてさぁ…女の子だから声掛けたいんだけどすっごい評判悪くてさ〜｣
なんだっけ？鳩羽ちゃん？
と羽風が神崎に確かめるように問うが、その答えはかえってこない。
自身のユニットのプロデューサーの名を出された神崎はと言うと。
嘲笑うような笑みを浮かべていた。
普段、そんな顔をしない神崎の見せた表情に固まる羽風。
｢所詮、貴様とて女子の扱いはその程度ということであろう…Aの笑顔を見たことな＿＿｣
ハッとしたように口を抑える。
｢え、なに…？｣
｢な、な、なんでもないのである！貴様はあんず殿に構っておればそれで良い！あぁ良くないが！絶対うちの子には近付くな！！斬るぞ！！！｣
そう言って、仕事を終えた神崎が部室を飛び出して言った。
何がなんだか分からないままの羽風。
あまり気にしては行けない気がしたけれと、神崎が言っていた言葉が引っかかった。
“笑顔”
｢え、あんな人殺しそうな目つきの子って笑うんだ……というか名前、『A』ちゃんって言うんだ｣
神崎が殿をつけて呼ばない珍しい人物。
｢……え、うちの子？｣
どうやら神崎…
いや、紅月は学院内ではあまり好かれていないあの子をかなりお気に召している模様。
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P - プri小説にて同じ名前の作品を見つけてしまったのですが、作者様と同一人物でしょうか…？フォロワー限定に設定されてあった為、お話までは見る事ができなかったので、もしかしたら偶然かもしれませんが…長文失礼しました。もう報告があったなら申し訳無いです…！ (5月1日 4時) (
レス) id: aa1dedb486 (このIDを非表示/違反報告)
如月らしいです(プロフ) - 急にまるまるのこと出てきてびっくりしました！！かわいいですよね！ (2022年12月3日 22時) (レス) @page5 id: 122eb5a4f8 (このIDを非表示/違反報告)
r - ユキトさん» わざとだと思います (2022年7月11日 8時) (レス) id: c7b0bd28c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひ - 宙くん推しでして、宙くんの優しさに思わず涙が出てしまいました、、ありがとうございます、、！ (2022年4月3日 16時) (レス) @page27 id: 051d399375 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ、好みです〜！応援してます…！！アル✴・アルマルちゃん、可愛いですよね…！！！ (2022年3月13日 23時) (レス) @page5 id: 6359c85515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作成日時：2021年11月14日 12時
