プロポーズされました 48 ページ50
美「どうしてくれるの！？テスト近いのよ！」
一条院に続き他の人まで文句を言い始める始末。
堀くんはかなり安心してる表情だった。
それでいい。
A「あんなのに教わりたいの？」
私は教科書を持って教壇に立った。
A「Open the textbook…Page 46(教科書を開いて…46ページ)」
美「あんた何してんの」
A「教員免許持ってるから安心して」
長「Aちゃん…どうして免許持ってるの……？」
A「Open the textbook Page 46」
驚きを隠せない表情のままみんなが教科書を開く。
A「堀くん、You are not alone、訳して。」
堀「え…あなたは……えっと」
A「わからなかったらわからないって言っていいんだよ？」
堀「わからない…」
A「You are not alone……意味は、君は1人じゃない。」
堀くんの顔がどんどん明るくなっていく。
その代わりに一条院の瞳は悔しさで満ちている。
A「苦手なものはしょうがないよ…だけど努力をすればいい。勉強したけど間違える…それでもいいんだよ。」
堀「いや…だけど」
A「勉強しないで馬鹿にされたらそれはしょうがないけど…」
私はなるべく全員の顔を見ていう。
A「勉強した人の間違いを馬鹿にする奴は私は許さない。」
長「……僕もそう思うよ」
A「ありがとう…ちょた」
それから授業を始めた。
あれから本当に先生は帰ってこなかった。
けどその代わりに私は理事長室に呼ばれた。
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作者名：翼 | 作成日時：2016年1月2日 22時
