天祥院英智 ドレス ページ31
立ち止まって見ているのは、店先に飾られたウエディングドレス。
ふわふわとした可愛らしい純白。天使をイメージしてつくられているらしい。隣にある、男性用のタキシードもまた、純白にところどころ金の糸で刺繍が入っている。
そうだな、fineの衣装にちょうどいいかもしれない。
ウエディングドレスではなく、その隣のタキシードに目を奪われる女子を誰が見たことがあるだろう。
衣装デザインの参考にとメモを取る。
一通り書き終わったところで―ウエディングドレスに目を移した。
普段、私は動きやすさ重視の格好をしている。この間の海の家での接客の時も水着ではなくジャージを着たくらいだ。
それでも。私は、一応女子である。『プロデューサー』であるのと同時に、普通の女子高校生だ。
憧れくらいはある。誰だって、1度は考えたことがあるだろう。
私だって、その一人。
｢買ってあげようか？｣
｢へ？｣
一人色々と考えていると、聞き慣れた声が降ってきた。それにしても素っ頓狂な声を上げた物だ、恥ずかしい。
｢へぇ、Aちゃんでもこう言うの見たりするんだ｣
｢ええ、まぁ…あの、先輩、車じゃないんですか？｣
｢はは、少しふらふらしてみたくてね。そしたらAちゃんを見つけたんだ。｣
アイスブルーの瞳を細めて、柔らかい笑みを見せる。
｢―で、ほしい？｣
｢なにがですか？｣
｢なにって…これ。｣
先ほどのウエディングドレスを指さす。…ん？
ウエディングドレス…？ほしい…？
｢買ってあげようか｣
｢い、いえ！ただ見ていただけですから！｣
こんなことをさらりと言うなんて、本当に御曹司こわい。
｢うーん…そうだね、もう少し待つべきかな｣
｢ど、どういう…？｣
｢僕は、君にウエディングドレスをプレゼントしたいんだよ。もちろん、僕との結婚式でね。｣
ケッコン？先輩と？私が？
｢ついでに、僕の名字もね。｣
…どうやら私は、この歳で想い人にプロポーズされてしまったらしい。お付き合いとか、色々とすっとばしているけれど。
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弥佳 - あと、…の部分、真緒くんが運んで少ししたら夢主ちゃんが起きて、真緒くんが夢主ちゃんを怒ってその後、キスを…って感じです。(夢主ちゃんの目の下に濃い隈があります) (2016年9月22日 23時) (
レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴヨーグルト(プロフ) - 弥佳さん» 了解です！リクエストありがとうございます! (2016年9月22日 23時) (レス) id: 5e434de2db (このIDを非表示/違反報告)
弥佳 - あ、場所は学校で (2016年9月22日 23時) (レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
弥佳 - このお話、とっても面白いですなぁ！リクエストで真緒くんと夢主ちゃんを絡ませて欲しいですなぁ…。あ、内容は夢主ちゃんが寝不足で急に倒れてそれを真緒くんが運んで…って感じですなぁ！無理はしないで欲しいですなぁぁ！ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴヨーグルト(プロフ) - 紫猫日和さん» ああああああ!すみません!すぐに直します！ (2016年9月5日 23時) (レス) id: 5e434de2db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴヨーグルト | 作成日時：2016年7月21日 1時
