どうにかしてください！【朔間凛月】 (ページ24)

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カナシミノセカイページ24

(はぁ……私ってなんでいつもこうなんだろう…これじゃあ昔と変わらないじゃない。)

俯いているとポタポタと、涙が床に落ちる。視界も歪んで見える。ふとした事を思い出す。

6年前

「はぁ……どうしてこんなものしか取れないのよ、貴方来年受験でしょ？どうするの！」

「ほんとにそうだな。お前はどうしてこんな点数しか取れんのだ！お前だけだぞ点数取れないのは！」

''バシン"と頭と頬を叩かれる。降ってくるのは親の怒りとテストの答案。いつだってそうだ。親は自分の事を期待するだけ期待して出来なかったら、暴言を吐く。

A「ご、ごめんなさい」

いつだって大人は理不尽だ。親は妹達を溺愛している。なぜなら勉強が出来るからだ。私だって頑張ったのだ。でも結果に出ない。期待されるだけして期待どうりに出来なかったら、みんな私を見透かしたような目で見てくる。

(もう……やだ……)

私の中で何かが切れた。中学2年の後半から学校に行かなくなった。友達に先生にも人に会うことすら疲れたのだ。それから親はひっくり返したように私が学校に行けるようにあの時言った言葉は貴方を思って言ったのよなどと説得を受けた。その時からだろうか、人が信用出来なくなった。というか何を信用していいのか分からなくなった。その後両親は急な事故で亡くなった。妹達は悲しんでいたが私はなんとも思わなかった。ゆういつの味方はおばあちゃんだった。私の事をきずかってくれたからだ。それからは何とか学校に行けるようになった。

現在

A「こんな記憶なんて思い出したくなかった。」

むしろいっそう消しておきたい記憶だ。

凛月の気持ちを否定してしまったのだろうか、それとも自分に向き合う事から逃げているのか、どっちにしろ凛月に不快な思いをさせてしまったに違いはない。

(どうしたらいいのだろう……)

作者です。
語彙力なさすぎてすみません･ﾟ･(｡＞д＜｡)･ﾟ･