どうにかしてください！【朔間凛月】 (ページ25)

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その後、プロデュースをして、温泉に入って、ご飯を食べて今部屋へと向かっている。

A「はぁ…………」

あんず「Aちゃん大丈夫？？」

と、あんずがコテンと首を傾げて聞いてくる。なんかあんずにまで困らせては行けないと思い

A「大丈夫よ。全然元気」

あんず「そう？無理しないでね」

あぁ……あんずって優しい。私が何で悩んでいるかをあえて聞かないし。本当にいい人だ。私なんかよりも。そう思っていると、誰かが私の名前を読んだ。後ろを振り返ると

真緒「A！」

真緒だ。

A「なにか用？」

真緒「ちょっと時間あるか？」

と、言われて私とあんずは移動した。場所は2年生の部屋だった。そこにはなぜかKnightsのメンバー全員とあとの2年生全員がいた。もちろん凛月も。みんな私の事を待っていたかのように。

A「なに……どういう事。話ってなに。」

真緒「凛月が話したい事あるんだって、聞いてやってくれ。頼む。」

と、私の正面で目を合わせながら真剣に言われた。

A「聞くだけよ。」

と、言うと

凛月「あのさ、A……「なんですか」……ごめん。なんかA怒らせたみたいで。」

A「別に。そんな事もう気にしてませんですし、それに、こちらも怒鳴ってしまってすみませんでした。……これで話は終わりですか、それなら失礼します。」

泉「ちょっと待ちなよ、A。なんでそんなに怒ってるの？」

A「別に……怒ってませんけど」

泉「ふ～ん。やっぱりAは分かってないねぇ」

A「どういう事ですか」

レオ「俺らAがなんでリッツの前で怒鳴ったのか気になるぞ！」

司「そうです。お姉様。何があったの司たちに教えて頂けないでしょうか？」

"教えて欲しい"と言う顔でみんなが見てくる。でも、自分の過去を言うのは1番嫌な事だった。それが顔に出ていたのか

凛月「それじゃあさ、少しでいいからAの家族について教えてくれない？ここに座って」

と、凛月が私の手を握って凛月の座っている正面に座った。みんなも畳の上に座って私を見ている。

私は少し自分について話すことにした。