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そして18:00。
《誰を占いますか?》と携帯画面に表示された
つまり、火神は本当に人狼ではなかったことになる。
誰を占えば良いんだろう……もはやそれすらもわからない。
混乱しすぎて、何が何だかさっぱりわからない。
「じゃあ、氷室さん……っと」
氷室さんの名前を選択し、私は携帯画面を閉じる。
氷室さんはやたら私を疑ってくるしもしかしたら私を嵌めたいのかも知れない。
そんな考えを起こした直後部屋がノックされた
う、噂をすればってやつでせうか。
「はーい……」
「よっ、ちょっと話そうぜAちゃん」
扉を開けるとそこには高尾の姿があった。
こんな時に何を話すって言うんだし
てか何でコイツ一人だけこんな明るいんだし……まあ私も明るいほうか。
何つーか、あれだよ、皆の死を受け入れられてない、みたいな
「話すって何話すの?」
「んー、まあ適当に雑談でもしようぜ」
高尾はホットミルクの入ったマグカップを私に渡してベットに腰を下ろした。
待って、それ私のベットだし、寛ぐなし。
「Aちゃん考えすぎは良くねえよ?ほら、ストレス溜まっちゃうじゃん?」
「この状況で考えすぎるなってのは無理があんでしょ」
んなこと言ってる高尾のが何だかんだ色々考えてそうだけどねー、何て言ったら誤魔化されて笑われるんだろうから私は出かかった言葉を飲み込んだ。
「誠凛の監督さんが言うには火神は人狼じゃなかったらしいぜ」
「……だよね、何となく知ってた…だから悪いことしたって思ってる」
「マイナス思考に何なって!ほら、火神じゃなくても誰かはこうなったんだろうしな」
高尾は私を励まそうとしてか否か、んなことわかんないけど、そんな同情のような励ましの言葉を私に言う。
「……前、私と赤司くんで高尾の事話したことがあったの」
「マジ!?どんな話したの?」
高尾興味深々な表情と何時もより高い興奮した声で私に詰め寄る。
いや、近い近い近い!!!
「えっとね、」
私は赤司くんの言葉を思い出す。
『もしかしたらだが、彼は鷹の目を使って全員の役職を把握しているかもしれない』
私は急に言いづらくなって俯きながら言葉を発した。この時ばかりは何故だか、情けないけど声が震えた。
「高尾は全員の役職、知ってんじゃないのかなって……」
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フラン(プロフ) - 愛花さん» 読者のクセしてって……文句じゃなくてアドバイスと受け取れば良いじゃないですか……後、読者じゃないと、文句や感想は言え無い気がします (2018年6月12日 1時) (レス) id: 0b24153201 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(プロフ) - 汐里さん» いいよ、別に返さなくて。つか、時間の無駄じゃん? (2015年3月31日 23時) (レス) id: 440c5300df (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 愛花さん» お疲れって言っても結構前に完結してんだけどねwwてか下のコメントくれた人にそもそも私が気付いてなかったわ。面目無いっすわ、もうだいぶ経ってるけどコメント返したほうがいいかな?つかおまっwwクソとかいうなw (2015年3月31日 23時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(プロフ) - 良作だった!お疲れ!!下に読者のクセして文句言ってる奴いるけど、全然気にしなくて良いと思うよん、つかンな事書かなくても良くね?的なwwクソすぎw (2015年3月31日 22時) (レス) id: 440c5300df (このIDを非表示/違反報告)
巴(プロフ) - 妖狐くらい出せよww (2015年2月28日 21時) (レス) id: 602b9e4d17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2014年9月21日 14時